黒船祭 下田各地でイベント多彩

下田版 2019年05月19日

コミカルな動きで笑いを誘う出演者たち=下田市三丁目の了仙寺
コミカルな動きで笑いを誘う出演者たち=下田市三丁目の了仙寺
特設ステージでダンスを披露する白浜小の児童たち=下田市二丁目の特設ステージ
特設ステージでダンスを披露する白浜小の児童たち=下田市二丁目の特設ステージ
演奏を繰り広げるビッグ・ウイングのメンバー=下田市民文化会館
演奏を繰り広げるビッグ・ウイングのメンバー=下田市民文化会館

 下田市の「第80回黒船祭」は17日夜~18日にかけ、日米和親条約付録下田条約の再現劇や黒船サンセットコンサートなど多くのイベントが開かれた。訪れた観光客や地域住民はイベントを楽しむとともに、さまざまな出店を満喫した。米艦隊乗組員や外国人観光客も多く、会場は盛り上がった。

 ■日米和親条約調印式 開国の一幕、コミカルに寸劇

 了仙寺(松井大英住職)では毎年の定番イベント、日米和親条約下田条約調印場面の再現劇を上演した。出演者たちはコミカルな劇を披露し、会場を笑いで包んだ。

 県職員らが幕府の役人や黒船の乗組員に扮(ふん)した。寸劇では乗組員が西洋人を見た感想が大げさに伝わったり、英語が下手な通訳が登場したりした。出演者たちは会話や身ぶりで笑いを誘い、観客に開国への一幕をのぞかせた。解説も交じえ、黒船来航から調印までの日米交渉を分かりやすく伝えた。

 函南町から息子と訪れた大嶋きよさん(90)は「楽しく歴史が分かりよかった」と話した。

 同寺で1854年に日米和親条約が調印されている。

 ■市街地にぎわう 開国市や舞台、出店…

 黒船祭の中心になった下田市街地では開国市を始め、多くの出店などでにぎわった。

 メイン会場の「KIZUNA」広場では特設ステージや出店が設置された。特設ステージでは下田市立白浜小児童のダンスやミス日本のゆかたオーディションなどを行った。福島県の会津若松市など各市町の出店や東日本大震災などの被災地復興支援、飲食、物品の無料提供ブースもあり、多種多様な出店が並んだ。来場者は各店舗を回り、飲食や出し物を堪能した。

 下田高の生徒らでつくる伊豆半島高校会議所も出店し、地元のニューサマーオレンジと牛乳を使った「のみくる」を販売した。下田高3年の鳥沢和也君は「多くの人に知ってもらいたいと思い、黒船祭に出品した」と話した。

 ■コンサートで3団体が演奏 下田市民文化会館

 下田市民文化会館では「黒船サンセットコンサート」が開かれた。出演した3団体は美しいハーモニーを響かせ、観客を魅了した。

 社会人ジャズオーケストラ「Big Wing(ビッグ・ウイング)」、海上自衛隊横須賀音楽隊、米海軍第7艦隊音楽隊が演奏した。ジャズではバド・パウエルの「シリア」、カルロス・サンタナの「哀愁のヨーロッパ」などを披露した。サックスといった管楽器の会場中に響く音に、ピアノなどのアクセントが加わり、一体化した演奏を繰り広げた。

 自衛隊音楽隊は7曲、米海軍は13曲を披露した。

 【写説】コミカルな動きで笑いを誘う出演者たち=下田市三丁目の了仙寺

 【写説】特設ステージでダンスを披露する白浜小の児童たち=下田市二丁目の特設ステージ

 【写説】演奏を繰り広げるビッグ・ウイングのメンバー=下田市民文化会館

各地の最新の写真
伊東
城ケ崎海岸エリア マルシェで盛り上げ―伊東
下田
無人売店「100円農村」人気 「あじさい祭」で下田市観光協会
中伊豆
「両手で掘ってね」 園児招きジャガイモ収穫―田方農業高
熱海
来宮神社例大祭責任当番町の咲見町祭典委、市長に支援要請―熱海 

最新写真特集