新人6人世代交代進む 課題は女性2期連続ゼロ―下田市議選

下田版 2019年04月23日

寺川委員長から当選証書を受ける、新人トップ当選の鈴木孝氏=下田市役所
寺川委員長から当選証書を受ける、新人トップ当選の鈴木孝氏=下田市役所

 21日に投開票が行われた下田市議選は、定数1超の少数激戦となり、新人1人が涙をのんだ。新議員13人のうち、新人が6人に及び世代交代が進む形となった。選挙を振り返って検証する。

 トップ当選は、2期目に挑んだ現職の橋本智洋氏(52)=一丁目=。前回の得票を約100票上乗せし、1251票を獲得した。旧町内は候補者が前回の4人から2人に減り、草刈り場となったが、地盤を守り、須崎など他地区にも食い込んだ。

 一方、新人で移住者の岡崎大五氏(56)=吉佐美=が涙をのんだ。いち早く出馬表明し、マニフェスト(選挙公約)を作り、街頭演説に力を注ぐなど、正道の選挙戦を繰り広げたが、地縁や血縁の壁に阻まれる形となった。

 投票率は、4人超の激戦となった前回を3・29ポイント下回る過去最低の61・18%にとどまった。投票区ごとにみると、下大沢(81・25%)、須原(76・49%)、横川(75・73%)など、有権者数に差はあるものの、高齢化が進む過疎地域ほど投票率が高い傾向が表れている。

 有権者数は、前回4年前と比べ1074人(5・44%)減少した。人口減が進み、議員のなり手も少ない中、定数削減を求める声は多い。一方で、女性議員は過去に一人しか存在しておらず、2期連続でゼロとなった。女性の政治進出を含めた議会改革が課題として残る。

 ■「市民の期待、信頼に応えて」

 下田市議選の当選証書付与式が開票から一夜明けた22日朝、市役所で行われた。当選した13人は激戦の疲れもみせず、晴れ晴れとした表情で式に臨んだ。

 市選挙管理委員会の寺川悦男委員長が一人一人に証書を手渡し「少子高齢化や人口減が進み、財政も厳しい中、市民生活の安定や魅力ある観光地を目指し、市民の期待や信頼に応えてほしい」と祝辞を述べた。

 新議員の任期は30日から4年間。正副議長など議会人事を決める臨時会は、5月13日に開かれる。

 【写説】寺川委員長から当選証書を受ける、新人トップ当選の鈴木孝氏=下田市役所

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