新1万円札に決定 下田・玉泉寺助けた渋沢栄一

下田版 2019年04月10日

渋沢栄一が建立に尽力したタウンゼンド・ハリス記念碑=下田市柿崎の玉泉寺
渋沢栄一が建立に尽力したタウンゼンド・ハリス記念碑=下田市柿崎の玉泉寺

 ■修繕、ハリス記念碑建立に尽力 

 政府は9日、実業家・渋沢栄一(1840~1931年)の肖像画を新しい1万円札の図柄に採用したと発表した。渋沢は下田市柿崎の玉泉寺とゆかりが深く、当時荒廃していた寺の修繕やハリス記念碑建立に尽力した。村上文樹住職は「渋沢さんには助けてもらった感謝と誇りがある。ありがたいことだ」と話した。

 大正時代の同寺は本堂が傾き荒廃していた。同寺によると1922年ごろ、25世文機住職が渋沢に寺の史跡保存を訴えた。米国大使と協議し25年に本堂修繕を開始、27年にハリス記念碑を立てた。

 碑の除幕式には当時87歳の渋沢も出席し「ハリスは常に日本の前途の幸福を念願してわが当局者を啓発誘導し、極めて公平に極めて親切に条約を結ぶに意を用い、他国の模範となった」とスピーチした。

 碑は太平洋戦争中に反米感情から横倒しにされ破壊されかけたが、村上住職の祖母が碑の上に乗り身を挺して守ったという。

 【写説】渋沢栄一が建立に尽力したタウンゼンド・ハリス記念碑=下田市柿崎の玉泉寺

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