石垣りんさん「春夏秋冬」 生原稿や写真展示―南伊豆町立図書館

下田版 2019年04月06日

りんさんの推敲の跡が見られる「摘み草」の生原稿=南伊豆町加納の町立図書館
りんさんの推敲の跡が見られる「摘み草」の生原稿=南伊豆町加納の町立図書館

 ■ゆかりの詩人

 南伊豆町立図書館は本年度、「石垣りんの春夏秋冬」をテーマに展示を行う。所蔵する膨大な生原稿や写真から四季の作品を紹介する。このほど、春の展示が完成しファンの注目を集めている。

 町にゆかりの詩人石垣りんさん(1920~2004年)の生原稿や定期券、ペンなど20点を並べた。東京都丸の内を描いた「摘み草」(1981年)の原稿は、消しゴム跡が残り何度も文を練ったことがうかがえる。

 りんさんは詩人の傍ら40年余り丸の内で銀行員として働いた。定年後に、10代のころの銀行近くでの野花摘みを振り返り「さよなら丸の内 いまはどこにもない原っぱ かつて握りしめた細く青い花茎 あれは私自身の首でした」と結ぶ。

 図書館では「りんさんの春は必ずしも心弾む春とは言えないが、推敲(すいこう)原稿、色紙、写真などを通し春を感じてほしい」と呼び掛けている。時間は午前8時半~午後5時15分で月、木曜日休館する。

 【写説】りんさんの推敲の跡が見られる「摘み草」の生原稿=南伊豆町加納の町立図書館

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