元課長、予算前工事認める 風力発電修繕―東伊豆町議会百条委

下田版 2019年04月06日

 ■議会に虚偽の説明 「売電収入得たかった」

 東伊豆町の風力発電修繕工事が予算措置前に執行された疑義について、当時の町企画調整課長(3月31日付で定年退職)が予算前の施工を認めた。町議会が地方自治法100条により設置した、風力発電修繕工事に関する事務調査特別委員会(笠井政明委員長ら5人)の第1回委員会が5日、開かれ、元課長が予算案可決の1カ月以上前に工事が終了していたにもかかわらず議会に虚偽の説明をしていたことを認め、太田長八町長と共に謝罪した。

 説明によると、元課長は、単独運転検出装置交換などの修繕工事(約270万円)を昨年11月9日に実施したが、同12月11日に予算案を町議会に提出、議決を受け翌日に契約、工事を終えたことにしていた。修繕報告などの町保管記録や町議会質疑で虚偽の記載や答弁をしていたことになる。「ルールを逸脱したことは不適切だった」と頭を下げた。

 理由について元課長は「停止した風車を早期に回し売電収入を得たかった」とし「予算の付いていない状況で私の一存で着工した」と述べた。太田町長は元課長から虚偽だったとの報告を受けたのは今年3月28日だったとしている。

 第1回委員会開会直前になって、太田町長から「説明したいことがある」と申し出があり、調査特別委は元課長との出席を認めた。当初は修繕業者から提出された作業報告書などの資料を検査する予定だった。

 笠井委員長は取材に対し「本当に一人で抱え込んでいたのか。町長への報告を含め時系列で事実関係をはっきりさせていく」と話した。調査特別委の期限は5月17日。町議の任期満了は同19日。町議選は統一地方選後半の4月16日告示、21日投開票で実施される。

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