1カ月遅れのひな祭り 1/4の地区に存在―南伊豆町

下田版 2019年03月22日

1カ月遅れで飾られているひな人形を楽しむ(大きい子から)冨田真美さん、芽衣さん、奈菜さん=南伊豆町子浦のいすゞ浜荘
1カ月遅れで飾られているひな人形を楽しむ(大きい子から)冨田真美さん、芽衣さん、奈菜さん=南伊豆町子浦のいすゞ浜荘

 ■郷土史家「旧暦に合わせたのでは」 でも端午の節句は5月5日

 賀茂地区の一部地域では、伝統的にひな祭りが4月3日に行われる。中でも最南端の南伊豆町は、月遅れで行う家庭が全町の約4分の1の地区に存在していることが本紙の取材で分かった。3月下旬になり各家庭でひな人形の支度が始まり、春休みの子どもがにぎやかに飾り付けをしている。

 本紙が4月3日の実施を確認したのは伊浜、子浦、妻良、市之瀬、中木、石廊崎、石井、青市。郷土史グループ南史会の小林憲利さん(子浦)は「旧暦に合わせた」と月遅れの理由を推測する。

 月遅れによる苦労もあるという。地元出身で青市在住の30代の母親は「うかうかしていると店頭からひなあられが消える」と準備の大変さを話す。三島市から嫁いだ妻良の30代の母親は「初めはびっくりした。人形を出すタイミングも分からない。今は3月と4月で2回ひな祭りをやるようにしている」と工夫を語る。

 4月実施は準備の遅れの言い訳に使われることもある。石井の40代の父親は「3月に人形を出し忘れたときやしまい忘れたときに『うちは月遅れ』として4月にする年がある」と苦笑いする。

 ひな祭りが月遅れの家庭も、端午の節句は5月5日に行う。妻良の母親は「ひな祭りが終わるとすぐに五月人形。新学期と重なり慌ただしい」と話した。

 下田市稲梓地区や河津町の一部でも4月3日に実施する家庭が確認されている。全国では山梨県や長野県の一部が同日程という。

 【写説】1カ月遅れで飾られているひな人形を楽しむ(大きい子から)冨田真美さん、芽衣さん、奈菜さん=南伊豆町子浦のいすゞ浜荘

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