下田版 2019年02月10日
■「課題は開業」
南伊豆町商工会の下賀茂商店街チャレンジショップへの出店が好調だ。本年度はほぼ全期間で出店者があり、次年度の予約問い合わせも相次いでいる。2月からは1軒増設して全2軒とし、にぎわい創出や起業支援に成果を挙げている。
商店街の空き物件を活用し、光熱費込みの家賃1万円で1カ月ごとに試験出店できる制度。本年度はたい焼きや総菜、絵画、たこ焼き、いちごパフェなど年間を通じてさまざまな店がオープンした。
商工会は成果を基に2月から物件を増やした。新店最初の入居者は中野和洋さん(市之瀬)で麻婆豆腐専門店を開いた。「初日から客が多くてテンパった」と手ごたえを語る。
商工会担当者は「にぎわいにはなったが、商店街で開業する人がまだおらず次年度の課題になる」と述べ、「飲食店の出店が多いこともあり次年度は光熱費の徴収を検討している」とした。
新店は約40平方メートルで赤く巨大なカウンターがある。旧店は約33平方メートルでエアコン付き。いずれもミロー斜め向かい。問い合わせは町商工会〈電0558(62)0675〉へ。
【写説】真新しく改修された店内で中華鍋を振るう中野さん=南伊豆町の下賀茂商店街