南伊豆の奇祭調査「観光化されず驚いた」―学習院大院生の深沢さん

下田版 2018年11月05日

深沢さん(右)と男性のシンボルをかたどった木の棒を手に舞う三役=南伊豆町市之瀬の高根神社
深沢さん(右)と男性のシンボルをかたどった木の棒を手に舞う三役=南伊豆町市之瀬の高根神社

 ■“シンボル”かたどった道具使用 

 南伊豆町では男女のシンボルをかたどった道具を使う“奇祭”が各地に残っている。全国で奇祭を研究している学習院大大学院生・深沢佳那子さん(人文科学研究科)がこのほど、秋祭りを調査に訪れた。

 深沢さんは日本神話を研究し、東伊豆町のどんつく祭などを調査してきた。近年はトークショーで奇祭に関して話すなど話題を集めている。

 1日は市之瀬の高根神社を訪れた。今年の青年会長は清水健一さん。午後7時半ごろ、仮面をかぶった「てんぐ」「おかめ」「すりこぎ」の三役が現れ、男性のシンボルをかたどった木の棒を使い舞った。すりこぎが棒で観客をつつき境内は大盛り上がりで、深沢さんも熱心にカメラのシャッターを切った。

 深沢さんは「奇祭はちょっとしたブームで川崎市の祭りには5万人が集まる。市之瀬はけっこう激しい。観光化されずに地元だけで楽しまれているのに驚いた」と話した。

 ほかに妻良のひょっとこなどを見学した。町内には雌雄交合の様を舞う下賀茂の篭獅子、子宝を願い黒光りする棒を手に墨を付ける伊浜の庄助さんなどがある。

 【写説】深沢さん(右)と男性のシンボルをかたどった木の棒を手に舞う三役=南伊豆町市之瀬の高根神社

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