下田出身の御法川監督、新作映画完成 16日全国公開

下田版 2018年11月03日

完成披露試写会でメディア撮影に応じる(前列左から)御法川監督、太賀さん、吉田さん(後列はゴスペラーズ)=(C)「母さんがどんなに僕を嫌いでも」製作委員会提供
完成披露試写会でメディア撮影に応じる(前列左から)御法川監督、太賀さん、吉田さん(後列はゴスペラーズ)=(C)「母さんがどんなに僕を嫌いでも」製作委員会提供

 ■「母さんがどんなに僕を嫌いでも」

 下田市出身の映画監督・御法川修さんが監督した「母さんがどんなに僕を嫌いでも」(16日公開)の完成披露試写会がこのほど、東京都港区のニッショーホールで開かれた。エッセイスト歌川たいじさんが実体験を基に書いたコミックエッセーを原作に、母親から拒絶され、愛されることなく育った青年が壮絶な過去を乗り越え、母親の愛をつかみ取るまでを描いた。主人公を演じる俳優太賀さん、母役の女優吉田羊さん、御法川監督が舞台あいさつし、映画に込めた思いを語った。

 太賀さんは「実際に歌川さんが感じてきた喜びも悲しみも、一つとしてこぼすことなく丁寧に演じた」、吉田さんは「息子は母の愛を求め、愛していることが色濃く伝わればいいなと願う気持ちで演じた」と振り返った。

 御法川監督は「どんな人も、振り返るのが辛くなるような記憶や傷を抱えている。それを切り捨てるのでなく、うれしいことも悲しいことも全部自分を形成してきたもの。現在進行形で得られた友情や優しい気持ちがあるのなら、かつて愛されなかった自分の意識に渡してあげられる。“人生は循環する”という気づきを原作から得た」と語った。

 主題歌を書き下ろしたゴスペラーズがサプライズ登場し「Seven Seas Journey」をアカペラで熱唱した。歌川さんも来場し、ともに完成を喜んだ。

 脚本は大谷洋介さん。映画は16日から新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座などで全国公開される。

 【写説】完成披露試写会でメディア撮影に応じる(前列左から)御法川監督、太賀さん、吉田さん(後列はゴスペラーズ)=(C)「母さんがどんなに僕を嫌いでも」製作委員会提供

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