元事務長、行方分からず 巨額使途不明発覚から1年―下田

下田版 2018年10月10日

 ■「真実語ってほしい」

 医療法人社団望洋会(伊東市和田、望月良望理事長)が運営する下田市高馬の「下田循環器・腎臓クリニック」(花房雄治院長)で、約1億3千万円の使途不明金が発覚し、直後に事情を知る元事務長(38)が失踪してから1年経過した。刑事告訴を受け、下田署が業務上横領の疑いで捜査しているが、元事務長の行方は分かっていない。

 同院によると、元事務長は2012年4月の開院以来、事務長を務め、経理を一手に任されていた。使途不明金の大半は、外来診療で患者が窓口で支払う診療費。これらの現金収入は、出納帳に出入金を記載した上、院内の金庫に保管し、ある程度たまると同院名義の預金口座に入金することになっていた。

 しかし、2013年10月以降、口座に入金された形跡はなく、出納帳残高と金庫内現金残高の差額が約1億3千万円に上る。

 昨年10月3日、経理に不自然な点があるため、医療法人の事務局長と税理士が同院を訪れ、元事務長に説明を求めた。元事務長は「説明の準備をするため10分ほど時間がほしい」と退席し、この間に姿をくらましたという。

 およそ1カ月後に自転車を盗み千葉県松戸署に身柄を拘束されたが、釈放後に身元引受人(母親)の元から再び姿を消した。この時は、まだ刑事告訴前だった。

 花房院長は「お金を取り返すことは難しいが、まず元事務長に真実を語ってもらいたい。この問題を一日も早く解決し、新たな気持ちでスタートしたい」と訴え、元事務長の所在に関する情報提供を呼び掛けている。情報は同院〈電0558(23)3113〉へ。

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