災害時温泉供給など協定 Lヒルズ熱川と熱川プリンス―東伊豆町

下田版 2018年09月30日

協定書に調印する関川理事長(左)と嶋田社長=東伊豆町奈良本の熱川プリンスホテル
協定書に調印する関川理事長(左)と嶋田社長=東伊豆町奈良本の熱川プリンスホテル

 東伊豆町奈良本のリゾートマンション・ライオンズヒルズ熱川の同管理組合法人(関川日出雄理事長)と熱川プリンスホテル(嶋田慎一朗社長)が29日、「災害時における温泉供給および施設利用の相互協力に関する協定書」を締結した。締結期間は1年間。民間同士の災害時支援協定は珍しく、今後、同協定を足掛かりとした災害時の交通手段の提供、共同防災訓練の実施なども検討するという。

 ■年間500トンまで無償提供

 同協定は、災害発生時に一方の温泉設備で温泉水の供給が不足・不可能となった場合、正常復帰するまでの期間、年間500トンまで無償供給支援を実施する内容。災害発生日から10日間、組合員や社員・その家族、関係者、宿泊客などは双方の施設を利用できる。

 近年、自然災害が多発し「行政に任せるだけでなく自分たちでも何か対策を実施しなければいけない」と組合が判断し、1986年の伊豆大島噴火を経験していた関川理事長が中心となり、ホテルに協定締結を呼び掛けて実現に至った。

 同日、同ホテルのラウンジで締結式が開かれ、双方の代表が協定書に調印し固い握手を交わした。

 関川理事長は「協定が災害時の地域協力の一例として広く認知され、緊急時対策の参考や、災害に対する意識向上につながればうれしい」、嶋田社長は「(災害時のリスクヘッジとして)こうした地域と一体となる関係を発展させていきたい」と話した。

 【写説】協定書に調印する関川理事長(左)と嶋田社長=東伊豆町奈良本の熱川プリンスホテル

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