「太鼓祭り」ムード高まる 14、15日―下田八幡神社

下田版 2018年08月08日

祭り本番に向けて太鼓の練習に励む若衆=下田市二丁目
祭り本番に向けて太鼓の練習に励む若衆=下田市二丁目

 ■14カ所で「橋」披露 

 下田っ子が熱く燃える下田八幡神社の例大祭「太鼓祭り」が14、15の両日、旧町内挙げて盛大に開かれる。7日までに例大祭全体会議を開き、日程や巡路など詳細が決まった。太鼓台を繰り出す14町は連夜、お囃子(はやし)の練習に励み、旧町内は日ごとに祭りムードが高まっている。

 太鼓祭りは江戸時代の初期、時の下田奉行・今村伝四郎が乱世で乱れた人心を一つにして町づくりを進めるために始めた、と伝わる。太鼓の音律は大坂夏の陣で大勝した徳川軍が入城する際の陣太鼓を模したとされる勇壮・軽快な囃子。

 太鼓台は各町ゆかりの人形の飾り物を乗せ、夜はちょうちんで明るく彩りながら練り歩く。お囃子は大太鼓、小太鼓、かね、笛、三味線で構成する。太鼓の正調は、1番「岡崎」、2番「さん切り」、3番「若竹」、4番「高殿(たかどろ)」と呼ばれ、打ち方は各町で微妙に異なる。

 伝統の下田太鼓と並び、お道具を高々とと連ねる「太鼓橋」も、この祭典の見どころ。お道具の高さや形によって、その年の若い衆の力量が評価される。今年は14日に4カ所、15日に10カ所で披露する。

 14日の日程は、お道具が午前10時半、神輿が11時半、太鼓台が正午にそれぞれ宮出。午後7時20分から仮宮のある大川端で14台の太鼓台が奉納そろい打ち、午後7時40分から納涼花火大会を開く。花火大会は、寄付金や市の補助金が増え、例年を上回る規模という。

 15日はお道具が午前8時40分、神輿が9時半、太鼓台が10時に仮宮を出発。宮入はお道具が午後8時50分、神輿が9時20分、太鼓台が9時45分の予定。

 今年の祭典当番区は三部の中央区、岩下区、広岡西区、広岡東区。祭典執行委員長の平山徹雄さんは「みんな祭りを楽しみに1年頑張ってきた。今年は特に熱中症に気を付けて開催し、平成最後の年なので記憶に残る祭りにしたい」と話している。

 ■太鼓、三味線合同練習実施

 下田市の4町(伊勢町、三丁目、二丁目、池之町)はこのほど、二丁目の河井医院駐車場で合同練習を実施した。約50人が集まり「正調」の1~4番の練習に励んだ。

 威勢の良い太鼓の音で練習がスタート。「さて、よいよいよい」の掛け声と共に、若衆らが大太鼓や小太鼓を力強く打ち鳴らし、三味線や横笛の華麗な音を響かせた。

 伊勢町の若衆頭取・長池一仁さん(43)は「今年は暑いので熱中症に気を付けながら、楽しく仲良くやりたい」と笑った。

 【写説】祭り本番に向けて太鼓の練習に励む若衆=下田市二丁目

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