上大沢にホタル戻る 地元有志団体が活動―下田

下田版 2018年06月03日

闇夜を飛び交うゲンジホタル=下田市上大沢(5月29日午後8時30分ごろ、長時間露光で撮影)
闇夜を飛び交うゲンジホタル=下田市上大沢(5月29日午後8時30分ごろ、長時間露光で撮影)

 ■休耕田を池に20匹、姿確認 「飛び交う里、復活を」

 下田市上大沢の休耕田を利用した池でホタルの里づくりを進める地元有志団体「いろり会」(土屋征紀会長、会員10人)の活動が実を結び始めている。5月下旬、闇夜に輝く20匹前後のゲンジボタルの姿を見ることができるようになった。土屋会長は「ようやくここまで来た。昨年の倍以上は飛んでいる。昔のように、たくさんのホタルが飛び交う風景を取り戻したい」と語った。

 同会は、約3年前に土屋会長の自宅で酒を酌み交わす仲間が集まり設立。環境の変化で地元から消えたホタルの光を再びともそうと、毎月の積立金や区の助成金を活用し、池を掘るなどしてホタルの生育環境を整備し、餌となるカワニナを育て、ゲンジボタルやヘイケボタルの幼虫を購入し放流するといった活動を続けてきた。昨年は数匹が飛ぶ姿を確認できたという。

 住民も喜んでおり、池の近くに住む里見和洋さん(60代)は「多くの人が山奥の小さな取り組みに少しでも関心を寄せてくれたらうれしい。来年はたくさんのホタルが乱舞する姿を見ることができるかもしれない」と期待を込めて語った。

 牧之原市でホタルの里づくりなどの環境保全活動に取り組む、NPO法人榛原里やまの会の杉本正理事長は「環境維持に細心の注意が必要」と話しつつ「将来的に観光資源にするのであれば、地域一体となって取り組む必要がある。そうすればさらに良いホタルの里ができるのではないか」と見解を述べた。

 【写説】闇夜を飛び交うゲンジホタル=下田市上大沢(5月29日午後8時30分ごろ、長時間露光で撮影)

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