河津沖に魚礁整備 県事業3カ所目、将来の漁獲高増期待 

下田版 2018年02月07日

河津町本根岬沖合に設置される大型魚礁=下田市外ケ岡の下田港
河津町本根岬沖合に設置される大型魚礁=下田市外ケ岡の下田港

 ■大型2個など複数設置へ

 伊豆半島沿岸海域の水産資源の回復と安定化を目指す「沿岸漁場整備開発事業」の一環で、県は2月下旬から、河津町本根岬沖合の海底に大型2個を含む複数の魚礁を順次設置する。魚の生息環境整備により将来的な漁獲高増加が期待される。

 同事業は総事業費8億円以上で、河津沖の事業だけでも約1億円を見込む。松崎沖に続き3カ所目。本根岬沖合東方約1キロの複数箇所、水深40メートル前後の海底に天然魚礁をつなぐように設置する。

 魚礁は大中2種類の鉄製とコンクリート製がある。鉄製はピラミッドの上部に塔が付いた形をしており、大型が高さ約15メートルで底辺の一辺が約11・7メートル。中型が高さ約8・1メートル、底辺の一辺が約7・7メートルとなっている。いずれも2個ずつ作製した。

 コンクリート製は六角形の格子形で、高さ約2メートルの物を60個用意した。2月下旬~3月中に大型クレーンを使い沈設作業を行う。作業後は指標種のマダイのモニタリングなどを行い、順調に進めば3年後以降に効果が確認できるという。

 伊豆漁協の渡辺昌宏監事は河津沖の漁場荒廃に触れ「自然の力で回復するには限界がある。(魚礁の設置をきかっけに)良いサイクルが始まってほしい」、県水産資源課の担当者は「漁獲高だけでなく、漁業従事者の増加など水産業全体の発展につながってほしい」と話した。

 ■17日に見学会 河津建設

 魚礁設置を前に、工事を請け負う河津建設は、17日午前10時から「魚のすみか魚礁見学会」を下田市外ケ岡岸壁で実施する。当日は、巨大クレーン船の見学や乗船、魚礁に住む魚のビデオ上映−などを予定している。

 問い合わせは同社〈電0558(22)1111〉へ。

 【写説】河津町本根岬沖合に設置される大型魚礁=下田市外ケ岡の下田港

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