節分で子どもに菓子 西伊豆、南伊豆

下田版 2018年02月06日

舞い上がる菓子に向かって手を伸ばす子どもたち=西伊豆町田子のたか屋旅館
舞い上がる菓子に向かって手を伸ばす子どもたち=西伊豆町田子のたか屋旅館
袋いっぱいの菓子を担いでご満悦の山口君=南伊豆町中木小城地区
袋いっぱいの菓子を担いでご満悦の山口君=南伊豆町中木小城地区

 ■キャンディーやチョコまく 西伊豆田子

 西伊豆町の田子地区内で3日夜、節分にちなんだ恒例行事「菓子まき」がにぎやかに繰り広げられた。民家や旅館の主人らが地域の子どもたちを招いて大量の菓子や福豆を投げ、邪気を払うとともに、無病息災や商売繁盛を願った。

 かつて漁師町として栄えた田子ならではの伝統行事。子どもたちを「魚」に、菓子を「まき餌」に見立てて行うのが習わしという。

 漁港近くのたか屋旅館では、大きな袋を手に集まったたくさんの子どもらに向かって、大人たちがスナック菓子やチョコレート、キャンディーなどを大盤振る舞い。手を伸ばした子どもから会場いっぱいに「こっちにも投げて!」と声が飛び交い、大盛り上がりだった。

 ■小5の山口君9軒分独り占め 南伊豆中木

 南伊豆町中木では節分の3日夜、子どもが各戸を回り菓子をもらう行事がある。古老によると現在、同様の行事は町内で中木にしかないという。中木東側の小城地区は今年、南中小5年の山口良君1人しか子どもがおらず、菓子をもらえた9軒を独り占めできた。

 山口君は午後5時半ごろ、大きなビニール袋を手に中学生の姉と一緒に家を出た。近くの家で玄関を開け「こんばんわ、子ども会です」と声を掛けると、顔見知りの住人がスナック菓子などを手渡してくれた。

 ビニール袋はすぐいっぱいになり、山口君は肩に担いで運んだ。「菓子は1カ月でなくなる。お父さん(柳二さん)がバリバリ食べちゃう」と話した。

 中木西側の里地区では10人の子どもが練り歩いた。6歳の女の子が懐中電灯係になり足元を照らした。里の渡辺力さん(73)は「私が子どもの頃からやっていた」と振り返る。「昔は家の中でまいた豆を拾って食べた。たまに菓子をまく家があり競争でかき集めた」と語り「形は変わっても伝統行事は続いてほしい」と述べた。

 【写説】舞い上がる菓子に向かって手を伸ばす子どもたち=西伊豆町田子のたか屋旅館

 【写説】袋いっぱいの菓子を担いでご満悦の山口君=南伊豆町中木小城地区

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