出直し河津町長選 大差の結果振り返る 

下田版 2017年11月28日

 ■岸氏・支援の輪、全町に 相馬氏・「声聞かない」定着―議運円滑化に期待

 河津町の住民投票による解職に伴う出直し町長選は、解職請求(リコール)した住民組織の事務局長だった無所属新人の岸重宏氏(67)が初当選した。投票者総数の64・2%、2954票を獲得、2期7年半務めた無所属前職の相馬宏行氏(57)に1354票差をつけた。

 岸氏は、住民投票後に「期待の大きさを実感して」町長選出馬を決めてから、支援の輪が日に日に全町へ拡大した。「行政・議会・住民が一体となった“オール河津”の町づくりを推進したい」との決意と「まじめ、一生懸命」という人柄が受け入れられた。

 相馬氏は、2010年の町長選初当選時「町民の声を聞き町政に反映させたい」と語ったが、子育て支援・文化・防災の町複合施設整備計画では「多くの町民要望を受け、議会の議決を得て進めている」と繰り返し推進姿勢を崩さなかった。このため「町民の声を聞かない」(60代男性)というイメージが定着したとみられる。

 投票率は71・98%で、住民投票の68・81%こそ上回ったものの前々回選(前回は無投票)の81・78%を9・80ポイントも下回った。70代女性は「住民投票と同じような選挙になって税金の無駄遣いだ」と語気を強めた。

 複合施設計画を巡り建設延期を求める3168人分の署名が提出されてから丸1年が経過する。町の混乱もようやく静まりつつある。出直し町長選の結果を民意として率直に受け止め、前を見据えた町づくり推進へ対話、議論を重ねることが求められる。岸氏に投票した別の60代男性は「議会運営のスムーズ化」に期待を寄せた。

(日吉典夫記者)

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