小説ゆかりの地発展誓う 伊豆の踊子文学祭―河津

下田版 2017年11月27日

伊豆の踊子文学碑に花を手向ける三沢さん(左)と板垣さん=河津町湯ケ野
伊豆の踊子文学碑に花を手向ける三沢さん(左)と板垣さん=河津町湯ケ野

 ■碑に献花、映画上映も

 河津町の湯ケ野観光協議会(坪井利正会長)は26日、湯ケ野で第13回伊豆の踊子文学祭を開いた。式典や踊子鍋の振る舞い、映画上映などを行って川端康成の小説「伊豆の踊子」ゆかりの地をアピールした。紅葉シーズンを迎えた町内で繰り広げられている「伊豆天城路 河津秋まつり」(12月10日まで)の一つ。

 式典は伊豆の踊子文学碑前で行い、湯ケ野出身の大学生で準ミス伊豆の踊り子板垣亜美さん(19)と、湯ケ野の自営業三沢亮介さん(35)が踊り子と学生に扮(ふん)し献花した。稲穂照子・同協議会副会長が「文学碑にふさわしい落ち着いた情緒ある温泉場として発展させていくことを改めて誓う」と祭文を、板垣さんが碑文の一節を朗読した。また碑建設委員だった稲葉修三郎さんが思い出を語った。

 観光客らに踊子鍋や抹茶を振る舞った他、吉永小百合さん主演映画の上映、踊り子が入浴したとされる湯ケ野共同浴場と旅館「福田家」文学資料室の一般開放を行いにぎわった。

 名作「伊豆の踊子」は1919(大正8)年11月に予備校生だった川端が伊豆を旅し、出会った旅芸人一座との交流が元になっている。

 【写説】伊豆の踊子文学碑に花を手向ける三沢さん(左)と板垣さん=河津町湯ケ野

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