「仲木節」32年ぶり復活 有志が尽力―南伊豆中木地区

下田版 2017年11月09日

復活した仲木節を披露する中木有志や花藤流メンバー=南伊豆町の南崎認定こども園
復活した仲木節を披露する中木有志や花藤流メンバー=南伊豆町の南崎認定こども園

 ■、老人大会で披露 散逸レコード3年前発見、「今やらないと消える」

 南伊豆町中木地区に伝わる「仲木節」が7日、32年ぶりに復活した。風待ち港として栄えた往時をしのばせる歌と踊りだが、1985年4月を最後に上演が途絶えていた。有志が3年前から復元を進め、南崎認定こども園で開かれた町老人福祉大会で披露した。

 仲木節の由来は不詳だが、房総節や三崎節の影響があるとされる。歌詞に「志州」「鳥羽」などの地名を含み、盛んだった三重県志摩半島との海運交流をうかがわせる。

 歌はレコード化されていたが、74年の伊豆半島沖地震やCDの普及で散逸した。3年前にレコードが見つかり、仲木悠々クラブ花の会(渡辺力会長)などを中心に復元が始まった。渡辺会長は「今やらないと本当に消える」と動機を語る。

花藤流家元が指導

 日本舞踊の花藤流家元・花藤ゆき美さんの指導の下、古老の記憶をつなぎ合わせ振り付けをした。福祉大会には中木と花藤流の9人が出演し、伝統の踊りを見せた。

 85年の上演で踊った73歳女性によると、踊りは婦人会で受け継いでいたという。「嫁に来ると自動的にみんなやった」と振り返る。渡辺会長は「若い人も興味を示している。完全復活させたい」と手応えを語った。

 【写説】復活した仲木節を披露する中木有志や花藤流メンバー=南伊豆町の南崎認定こども園

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