オリーブ苗木45本植樹 下田市 「新農産物」特産化へ

下田版 2017年11月08日

オリーブの苗木の植栽作業に汗を流す市民ら=下田市椎原の試験ほ場
オリーブの苗木の植栽作業に汗を流す市民ら=下田市椎原の試験ほ場

 ■来年3月 市民に100本配布

 本年度から「オリーブのまちづくり」に取り組む下田市は7日、市民有志約25人とともに、椎原の試験ほ場に苗木45本を植樹した。耕作放棄地対策や6次産業化の新農産物として特産化を目指す。来年3月には栽培を希望する市民に苗木100本を配布する。

 オリーブの試験ほ場は、大賀茂と吉佐美を合わせ3カ所で計約3830平方メートル。いずれも耕作放棄地で、地主から無償で借り受けた。

 この日、市民有志との植樹を前に、市産業課職員が大賀茂のほ場に35本を植樹した。後日、吉佐美のほ場に25本を植樹する。苗木は、イタリアからオイル搾取用と食用の5品種を取り寄せた。

 植樹作業は、日本オリーブ協会(東京)の渉外部長・久能健さん(51)を講師に取り組んだ。樹高1メートルほどに成長した3年半~4年ほどの苗木を、2、3人1組で植え付け、添え木に固定し「大きく育って」と水をかけた。

 作業に参加した吉佐美の主婦・酒井貴美子さん(72)は「日常的にオリーブオイルを使っている。仲間と一緒に栽培していきたい」と話した。

 苗木は順調に育てば、2年後の秋に結実するという。

 久能さんによると、オリーブは柑橘類の5分の1の労力で栽培できる上、健康食品として注目され、商品価値が高いことから全国で産地化が進んでいる。果実は渋みが強く、鳥獣被害に遭わないが、シカが新芽を食べるため、成木になるまで囲いが必要という。

 市はこれまでに、オリーブシンポジウム、料理教室、栽培基礎講習会を開催。来年度以降も苗木の配布を予定しており、市全体に広く普及させていく考え。

 【写説】オリーブの苗木の植栽作業に汗を流す市民ら=下田市椎原の試験ほ場

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