ナナの死惜しむ声 長期飼育日本一のバンドウイルカ―下田

下田版 2017年11月03日

飼育員から餌をもらうバンドウイルカのナナ=下田市三丁目の下田海中水族館(今年10月4日撮影)
飼育員から餌をもらうバンドウイルカのナナ=下田市三丁目の下田海中水族館(今年10月4日撮影)

 ■「とても切ない」「一つの時代終わった」 記念碑など設置検討、海中水族館

 下田市三丁目、下田海中水族館(阪本清嗣総支配人)で長期飼育日本記録を更新し続けていた雌のバンドウイルカ・ナナが10月31日に死んだことを受け、賀茂地区の住民や観光客らから2日、惜しむ声が上がった。飼育日数は1万5692日だった。阪本総支配人は「水族館のシンボルで家族のような存在だった。長い歴史を共に歩んでくれたことに感謝したい」と話した。今後、記念碑などの設置を検討するという。

 ナナは31日の朝に、飼育用のいけすで死んでいるのを発見された。同水族館によると、先月開いた長期飼育記録日本一を祝うセレモニー後、やや体調を崩して3週間ほど治療をしていたという。

 東京都国分寺市から家族4人で観光に来た尾崎利依子さん(41)は「子どもに見せたかった」、河津町の30代女性とその母は死んだことを初めて知り「前回来た時は泳いでいたのに残念」「とても切ない」と語った。

 約29年間ナナと過ごしてきた同水族館の浅川弘さん(46)は「気まぐれでとても面白い性格だった。一つの時代が終わるようで寂しい」と振り返った。

 ナナは1974年11月13日に同水族館にきた。白くなった背びれの先端が特徴で、イルカショーにも参加し、その元気な姿が愛されて人気を呼んだ。仲間が出産すると乳母役を務めるなど面倒見の良い一面があり、飼育係の信頼も厚かったという。今年10月4日に長期飼育日本記録を更新していた。

 【写説】飼育員から餌をもらうバンドウイルカのナナ=下田市三丁目の下田海中水族館(今年10月4日撮影)

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