南伊豆の彫刻家・山田さん 日展審査員に選出、正会員昇格へ

下田版 2017年10月12日

今年の日展に出品する彫刻「アスリートの夢」の仕上げをする山田さん=南伊豆町毛倉野のアトリエ
今年の日展に出品する彫刻「アスリートの夢」の仕上げをする山田さん=南伊豆町毛倉野のアトリエ

 南伊豆町毛倉野の彫刻家山田進さん(78)=京都府出身=が、11月3日から始まる「改組新第4回日展」の彫刻審査員に選ばれた。山田さんは過去2回特選を受賞し、現在は無審査で出品できる準会員になっている。今年審査員を務めることで、次年度の正会員昇格が見込まれる。昇格すれば現役の彫刻会員としては県内3人目になる。審査は10月下旬に東京都で行われ、19日に搬入が始まる。

 山田さんは30代で妻の実家の南伊豆に移り住み、40歳で西伊豆町の彫刻家・故堤達男さんに師事した。以来約40年間にわたり研さんを積んだ。以前から審査員と正会員入りを目標に掲げており「少し遅くなってしまったが、これで節目を迎えた」と語る。

 主に硬質プラスチックを用い、一貫して女性像をテーマに創作を重ねてきた。日展では1984年に初入選し、2001年に「爽」、10年に「海の娘」で特選を受賞した。本年度は、テニス選手に着想を得た「アスリートの夢」を出品する。

 長い創作活動の中、町内各所に、山田さんの作品は立てられている。石廊崎漁港の「役の行者塑像」(1991年)や町役場の「飛翔」(2012年)のほかに、毛倉野地内や平戸別荘地に多くある。「たくさんの人に見てもらえるのが彫刻の楽しみ」と朗らかに話す。

 日展定款によると正会員になるには、特選2回と審査員1回を務めた上で会員2人の推薦で理事会の承認を得る必要がある。展示は11月3日~12月10日、東京都の国立新美術館で開かれる。

 【写説】今年の日展に出品する彫刻「アスリートの夢」の仕上げをする山田さん=南伊豆町毛倉野のアトリエ

各地の最新の写真
伊東
伊東高探究部 市制70周年新聞を製作、3月完成へ市長ら取材
下田
下田LCのプログラムで来日 豪の学生マクナブさん市長訪問
中伊豆
江間イチゴ狩り50周年 園児ら一足早く堪能―伊豆の国
熱海
信子さま「趣味で健康長寿に」 起雲閣で特別講演会―熱海

最新写真特集