「困難な提案」天神原新田開発 歴史資料継承機構が報告―南伊豆

下田版 2017年10月10日

修復された古文書を前に説明を聞く住民=南伊豆町伊浜
修復された古文書を前に説明を聞く住民=南伊豆町伊浜

 南伊豆町で古文書調査をしているNPO法人歴史資料継承機構(西村慎太郎代表)は7日、伊浜山村活性化支援センターで江戸時代の天神原新田に関する調査報告をした。当時の伊浜村は1746年、三島代官所に新田開発を命じられ翌47年から、現在の天神社周辺を開拓したとされる。調査から当時の村民は新田計画に反対したことが分かった。

 天神原の開発を命じられた村が代官書へ提出した9点の古文書の写しを基に、島田市博物館の岡村龍男さんが報告した。資料によると村は開発に抵抗し(1)天神原と波山が森林資源の供給源である(2)既存水田の作柄が悪い−などを理由とした。

 岡村さんは「限りある山や水の資源で暮らしていた村にとって、開発は困難な提案だった」と語る。命令は覆らず明治初年までに36石余りが開かれた。

 同機構は伊浜に伝わる肥田家文書約3千点の研究を進めている。一部修復も行い報告会場で披露した。

 【写説】修復された古文書を前に説明を聞く住民=南伊豆町伊浜

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