町長解職是非問う 住民投票が告示―河津町

下田版 2017年09月19日

住民投票に関する文書を告示する選挙管理委員会職員=河津町役場
住民投票に関する文書を告示する選挙管理委員会職員=河津町役場

 ■きょうから期日前投票

 河津町の子育て、文化、防災の複合施設整備を巡り相馬宏行町長(57)解職の是非を問う住民投票が18日、告示された。解職請求(リコール)した住民組織は「総額17億円以上という計画内容と進め方、町長の政治姿勢を問う」、相馬町長は「施設の在り方、町勢発展のため努めてきたことに理解を求める」と訴える。投票は10月8日午前7時~午後6時、通常の選挙と同じ町内11カ所で行われ、即日開票される。伊豆地区で首長の解職を問う住民投票は初めてとみられる。

 住民組織「あしたの河津をつくる3168」(稲葉誠次代表)は同日、文書でコメントを発表した。「町長は何度も何度も『計画通り進める』として、今もその姿勢は変わっていない」と指摘し「『町民の理解を得て進めることの大切さ』が分かる政治を取り戻し『計画の間違いや進め方を正すことができる』ことを住民投票で示そう」とアピールした。

 相馬町長は告示直後、町役場で記者会見した。「事業は多くの町民要望を受け、諮問・答申、議決を得て着手した。町民が安心して豊かな生活を営める拠点として施設は必要。分散化するよりも事業費の削減になる」。健全財政が維持でき運営費に大きな負担がないとし「町民主役の施設で『箱物』ではない」と強調した。午後から街頭演説を行った。

 笹原の自営業男性(63)は住民投票に発展したことに「計画をもう少し詳しく説明していれば、ここまでにはならなかったのではないか」と残念そうな表情を浮かべ「施設には賛否両論あるが、住民の意思をはっきりさせることは大事。必ず投票に行く」。峰の女性(75)は「災害があっても逃げ場がなく、施設は一番いい場所ではないか。町長をリコールするほどのことではない」と話した。

 期日前投票は19日~10月7日午前8時半~午後8時、町保健福祉センターのボランティア団体室で行われる。1日現在の有権者数は6461人(男3133人、女3328人)。

 有効投票者の過半数が町長解職に「賛成」すれば、相馬町長は即日失職、50日以内に町長選が実施される。「反対」が上回れば、相馬町政は継続、来年4月ごろ任期満了に伴う町長選が行われる。

 【写説】住民投票に関する文書を告示する選挙管理委員会職員=河津町役場

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