救命イカダの扱い体験 船員災害防止協支部が講習会―下田

下田版 2017年09月09日

膨張式救命イカダの使用方法を学ぶ受講者=下田港
膨張式救命イカダの使用方法を学ぶ受講者=下田港

 ■漁協など40人参加

 船員災害防止協会下田地区支部(支部長=佐藤泰一・伊豆漁協組合長)は7日、下田市外ケ岡の伊豆漁協本所で生存対策講習会を開いた。伊豆地区の漁協、船舶会社、港湾工事関係者など約40人が参加し、講義と実技で海難事故から身を守るすべを学んだ。

 はじめに協会本部の長谷川澄・安全管理士が「船体放棄の際の注意、生き抜くために」と題して講義した。

 長谷川さんは、全国の船員約6万5千人のうち、毎年20~40人が海難事故で死亡している実態を示し、救命胴衣や救命イカダの有効性を指摘。生き抜くためのポイントとして▽生きて帰る強い意思▽体温低下に対する防御▽通信手段の確保―の3点を強調した。

 講義に続き、下田港で膨張式救命イカダの取り扱い実技が行われた。実際に海上で膨張させ、救命胴衣を身に着けた漁協職員2人が海に飛び込み、乗り込み方法や反転した場合の復元方法などを体験した。

 近年、下田港を基地とするキンメ船などの海難事故が起きており、佐藤支部長は「大切な安全講習。しっかり受講し、広く周知してほしい」と呼び掛けた。

 【写説】膨張式救命イカダの使用方法を学ぶ受講者=下田港

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