河津町長リコール、住民組織が署名簿提出 有権者の45.6%

下田版 2017年07月11日

町長解職請求の署名簿を提出する稲葉代表=河津町役場
町長解職請求の署名簿を提出する稲葉代表=河津町役場

 ■2955人分

 河津町の相馬宏行町長の解職請求(リコール)署名を収集した住民組織「あしたの河津をつくる3128」(稲葉誠次代表)は10日、有権者の4割を超える署名簿を町選挙管理委員会に提出した。20日以内の審査後、1週間の縦覧などを経て8月下旬までに最終署名者数が決定、本請求されれば10月下旬までに住民投票が行われる。有効投票の過半数が賛成すれば、リコールが成立し町長選が実施される。

 町が計画する子育て・文化・防災の複合施設建設に対する町民の信を問いたい―と組織を立ち上げた稲葉代表、事務局の2人が町役場を訪れ、高川千里・選管委員長に2955人分、有権者の45・6%に当たる署名簿を提出した。

 稲葉代表らは「多くの協力が得られ本請求に必要な有権者の3分の1(2161人)を大きく超えられた。対面でもらう署名としては頑張った数字」とし「施設の説明不足や進め方などへの疑問や怒りがこの結果になった。町民の意思が今後の行政運営に大きな影響を及ぼすと期待し、解職へ向け運動を進める」と話した。

 複合施設は、笹原に建設し子育て支援や文化ホール、津波避難など防災機能などを兼ね備える。鉄骨3階建て、延べ床面積約2670平方メートルで整備費は約16億円を予定している。相馬町長は「解職請求が進んでいる」として、予定していた建設工事予算の6月議会提出を見送った。

 同組織は「施設は事業総額17億円以上といわれ、一部が津波災害警戒区域にかかっており住民負担が大きい」と指摘している。

 ■相馬町長 「計画前進」を強調

 相馬町長は10日、リコールの署名簿が提出されたのを受け記者会見に応じた。「法に従って進められる。縦覧期間に名簿をしっかり縦覧させてもらう」と話し、これまで通り静観する姿勢を示した。

 複合施設整備については「私の公約でもあり、町民の要望、町議会の議決を得て進めている。将来に向けて必要な施設。また津波浸水区域だからこそ避難する場所として計画しておりぜひ先に進めたい」と強調し「理解できないという町民がいるなら何らかの形で広報したい」と答えた。

 【写説】町長解職請求の署名簿を提出する稲葉代表=河津町役場

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