「複合施設賛否問いたい」 河津町長リコールへ住民組織署名活動

下田版 2017年04月13日

 ■相馬氏 「見守るしかない」

 河津町が計画する複合施設に対する町民の賛否を問いたいと、住民組織が13日、相馬宏行町長の解職を請求するリコールに向け署名収集活動を開始する。代表の住民男性は「純粋に町民の意思を決めたい。政治的な活動ではなく、他に手段がなかった」と話す。相馬町長は12日、静観する考えを明かした。

 住民組織は、浜の自営業稲葉誠次さん(66)が代表を務める「明日の河津を作る(AKB)3168」。3168は、町議5人の考える会が町長と議長に提出した複合施設建設1年延期の要望書に添えた署名数。

 稲葉代表は「整備費16億円という複合施設が、町民のよく知らないうちに建設されようとしている。計画地は津波浸水域に一部かかっており、行政は町民の命を守らなければならない。子どもが関わる施設なので最初から安全な場所にあるべきではないか。大きな借金をして造るので、町民としっかり対応し決めてほしい」と訴える。

 「決して町長を辞めさせたいという活動ではない。思い直してくれるのが一番良いのだが…。要望書が出ても建設計画が進む中、誰かがやらなければならない」と話した。

 相馬町長は伊豆新聞の取材に対し「法に従ってされることなので見守るしかない」と話した。

 町選挙管理委員会は12日、町長解職請求を告示し同請求代表者証明書を交付した。署名収集活動で町有権者の3分の1(3月2日現在では2162人)以上集めればリコールを本請求でき、住民投票で有効投票総数の過半数が賛成すればリコールが成立、町長選が実施される。

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