太陽光発電所を計画 タイ、インド出資の会社―南伊豆大瀬

下田版 2017年03月15日

住民に対する説明に立つバクシー代表社員(左から2人目)と北島部長(同3人目)=南伊豆町の石廊崎コミュニティセンター
住民に対する説明に立つバクシー代表社員(左から2人目)と北島部長(同3人目)=南伊豆町の石廊崎コミュニティセンター

 ■漁業不安反対の声も

 南伊豆町大瀬の走雲峡ライン(町道走雲峡B線)沿いに、大規模太陽光発電所の建設が計画されている。管理会社はタイとインドからの出資による「明日エネルギー」(東京都港区、ムクル・バクシー代表社員)。事業面積は53ヘクタール(東京ドーム11個分)、発電量は2万2千キロワットを見込む。発電事業者として「明日パワー1」を設け、本社を同町内に置く。一方で予定地下流の石廊崎区から、漁業被害への不安による反対の声が上がっている。

 予定地は王子神社から2キロ走雲峡を登った場所の道の両側で、石廊崎区に隣接する。現在は森林が広がる。北側30ヘクタールは大瀬区共有地を賃借、南側は取得した。事業区域のうち実際に開発するのは40ヘクタールで、パネル設置面積は15ヘクタール。周囲には30メートル幅の森林を残す。

 10月から防災や排水設備の工事を始め、2019年4月に運用開始。39年4月から撤去を行う。撤去費用として大瀬区に20年間で2億円を積み立てる。

 元の地形を生かして造成するが、最大で4万3千立方メートルの土を運び込む。河川への流出防止のため7カ所に調整池を置く。

 同社は10日、石廊崎コミュニティセンターで説明会を実施。バクシー代表社員は「梅本和熙町長と話した際に約束した。(パワー1の)本社は南伊豆に移す」と地元のメリットを説明。コンサルタント会社・ランズ計画研究所の北島佳浩設計部長は雨水流出について「元の林と同じ量しか水を流してはいけないのが県の指導。それに合わせ調整池を設置した」と述べた。

 予定地下流の本瀬港を抱える石廊崎区では漁業被害などに不安の声が聞かれる。説明会では出席した住民30人余りが全員反対。渡辺満区長は「走雲峡には水道の水源もある。水質悪化と漁業被害が心配」と述べた。明日エネルギーは下田市田牛でも同様の計画をしている。

 【写説】住民に対する説明に立つバクシー代表社員(左から2人目)と北島部長(同3人目)=南伊豆町の石廊崎コミュニティセンター

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