高台へ1万人避難 賀茂6市町、一斉に津波訓練

下田版 2017年03月13日

下田幼稚園上の高台に避難する住民=下田市一丁目
下田幼稚園上の高台に避難する住民=下田市一丁目
稲取漁港に面した住宅地から高台に避難する稲取地区の住民=東伊豆町稲取
稲取漁港に面した住宅地から高台に避難する稲取地区の住民=東伊豆町稲取

 県内の沿岸市町で12日、2016年度津波避難訓練が一斉に行われた。津波対策推進旬間(6~15日)の一環で、駿河・南海トラフ、相模トラフを震源とする大規模地震が発生し、沿岸に津波が襲来する想定。賀茂地区6市町では総勢1万179人(県賀茂振興局調べ)が高台への避難、安否確認、避難路・避難場所の確認といった訓練を行い、防災意識の高揚、避難行動の徹底を図った。

 ◇下田

 下田市は47自主防災会が訓練を実施し、計4239人が参加した。沿岸地区では津波の襲来、内陸の地区では土砂災害を想定して行った。

 住吉、新田、大和区の住民は、市立下田幼稚園上の海抜32メートルに位置する高台に避難した。自主防役員が安否確認をした後、慌てず落ち着いて行動するといった避難中の注意点、1週間分の非常食を携帯することの重要性などを説いた。

 3~9歳の4人の子を持つ市川陽子さん(36)は「子どもたちの命を守るためにも訓練に参加している。こういうときに避難経路を確認しておかないと、実際に津波が押し寄せてきたときに焦って混乱し、逃げられない」と語った。

 ◇東伊豆

 東伊豆町では沿岸9地区の自主防災会から住民733人が参加し、避難・避難誘導、情報伝達、水門閉鎖、安否確認などの訓練を繰り広げた。

 稲取漁港に面した住宅密集地である稲取の東区と西区は、大規模地震で最大9メートルの津波の襲来が想定され、住民の防災意識が高い地域。訓練には子どもから、赤ん坊を抱いた母親、高齢者まで幅広い世代の住民が自発的に参加し、津波避難ビルに指定されている静岡銀行稲取支店の屋上など、最寄りの高台に避難した。

 西区はこのほか、黄色いリボンで家族の安全を示す安否確認、東区は津波対策地区協議会で検討が進められている防潮堤整備の現場説明会などを行った。【関連3面】

 【写説】下田幼稚園上の高台に避難する住民=下田市一丁目

 【写説】稲取漁港に面した住宅地から高台に避難する稲取地区の住民=東伊豆町稲取

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