三島・遺伝研が70周年記念式典と講演

伊豆日日版 2019年06月03日

記念講演で知的好奇心を持ち続けることの大切さを呼び掛ける大隅栄誉教授=三島市民文化会館
記念講演で知的好奇心を持ち続けることの大切さを呼び掛ける大隅栄誉教授=三島市民文化会館

 ■ノーベル医学生理学賞受賞・大隅氏「疑問持つこと大切」

 三島市谷田の国立遺伝学研究所は1日に創立70周年を迎え、三島市民文化会館で記念の式典と講演会を開いた。2016年に細胞のオートファジー(自食作用)でノーベル医学生理学賞を受賞した、大隅良典・東京工業大栄誉教授を招き、聴講に訪れた約300人が「半世紀の研究を振り返って~基礎科学の将来~」に耳を傾けた。

 将来を担う若者に科学の面白さを伝えようと、地元から高校生約100人を招待した。大隅栄誉教授は「他の人がやらないことをやるのが、自分の性分。身の回りには当たり前と感じていても、考えてみれば不思議なことがいっぱいある」と語り、日頃から人間の本質的な知的好奇心を抱き「何だろう?」と、疑問を持ち続けることの大切さを呼び掛けた。

 受賞についても語り、成果ががんやアルツハイマー、パーキンソン病などの研究に役立ちつつあると紹介した。

 人のタンパク質が2~3カ月で完全に置き換わることなどにも触れた上で「生命は、すごくダイナミックな存在だということを分かってほしい」と語った。

 【写説】記念講演で知的好奇心を持ち続けることの大切さを呼び掛ける大隅栄誉教授=三島市民文化会館

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