「競輪選手養成所」に改称 日本競輪学校―伊豆

伊豆日日版 2019年05月10日

入所式で誓いの言葉を述べる選手候補生代表=伊豆市大野の日本競輪選手養成所
入所式で誓いの言葉を述べる選手候補生代表=伊豆市大野の日本競輪選手養成所
特別選抜試験で日本競輪選手養成所に入所した平昌五輪モーグル銅メダリストの原さん
特別選抜試験で日本競輪選手養成所に入所した平昌五輪モーグル銅メダリストの原さん

 ■レベル向上へ教育制度改正

 伊豆市大野の日本競輪学校は、名称を「日本競輪選手養成所」に改称した。育成機関としての質的レベル向上を目指し、教育制度を改正したことに伴う改称。来年の東京五輪自転車競技大会の同市開催や、平成から令和への改元など社会的変化も考慮した。

 教育制度は「プロ意識を持って公正に競走が行える競輪選手の養成」「高いレベルに目標を置く意識の醸成と高い競走能力の養成」「正しい知識を持った指導者の育成」などを目指し、外部有識者会議に諮問し改正した。

 養成カリキュラムとしては科学的トレーニングの推進や学科講義の充実に取り組む。具体的にはマニュアルを整備した経験則に頼る指導からの脱却、外国人コーチとの連携、データを駆使した効果的な指導、メンタル面の強化、教養面の強化などに力を入れる。

 入試制度では、応募資格の「高卒以上」を撤廃。制限がなかった受験回数、年数には「5回まで」「初回受験から8年まで」の制限を設けた。卒業認定考査は年1回から年3回に改め、常にプロ選手になることを意識させるようにした。

 改称に伴い、校長を所長、生徒を選手候補生、入学式を入所式などに変更した。改正、改称は1日付で、9日に公式発表した。

 ■夢目指し男子72人、女子21人 入所式で滝沢所長「全て自分で解決を」

 日本競輪選手養成所は9日、入所式を開いた。第117回(男子)72人、第118回(女子)21人の選手候補生が、プロ競輪選手として活躍することを夢見て、新たな一歩を踏み出した。

 滝沢正光所長は、困難な局面に遭遇した時に自分が大切にしているという「山より大きいイノシシはいない」という言葉を引用し、「直面する問題も同じで、冷静に対処すれば克服できる。自分に襲いかかる問題は、全て自分で解決できるという気概を持って取り組んでほしい」と式辞を述べた。

 小野達也・伊東市長、菊地豊・伊豆市長ら来賓祝辞に続き、候補生代表が「立派な競輪選手を目指す」と誓いの言葉を述べた。

 候補生たちは約10カ月間、厳しトレーニングと学科講義に励む。

 ■平昌五輪銅・原さん入所 モーグルと両立目指す「プロが第1目標」―競輪選手養成所

 昨年韓国で開かれた平昌(ピョンチャン)冬季五輪のフリースタイルスキー男子モーグルで銅メダルを獲得した原大智さん(22)が、特別選抜試験で日本競輪選手養成所に入所した。将来的にはプロ競輪選手とモーグルの両立を目指す。

 入所式終了後に会見に臨んだ原さんは「モーグルのナショナルチームのトレーナーから競輪に誘われていたが、それほど甘い世界ではないと思い断り続けていた。しかし、昨年8月に現在の師匠を紹介してもらい、一緒にトレーニングをしたら、自転車競技の魅力にはまった」と経緯を説明した。

 両立については「モーグルはトップに戻る自信がある。競輪はプロになることが第1目標。五輪は、そこまでの選手になれたら目指したい」と語った。

 【写説】入所式で誓いの言葉を述べる選手候補生代表=伊豆市大野の日本競輪選手養成所

 【写説】特別選抜試験で日本競輪選手養成所に入所した平昌五輪モーグル銅メダリストの原さん

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