教科書に井上靖の詩 文学館出張授業―伊豆・天城小

伊豆日日版 2019年04月12日

「井上靖と天城」をテーマに出張授業を行う徳山さん(左)=伊豆市の天城小
「井上靖と天城」をテーマに出張授業を行う徳山さん(左)=伊豆市の天城小

 ■「出発」「しろばんば」解説

 伊豆市立天城小で11日、井上靖文学館(長泉町)による出張授業「井上靖と天城」が行われた。県東部の多くの小学校で使用されている6年生の教科書に、井上の「出発」が巻頭詩として掲載されていることから、幼少期を天城湯ケ島地区で過ごした井上について“後輩”たちに解説した。

 学芸員の徳山加陽さんが訪問し、6年1組、2組に1時限ずつ指導した。初めに「出発」を音読した後、徳山さんが「繰り返し使われてる言葉」を質問。児童たちが「○○が好きだ」「笛」「友」「ぼく」などと答えると、徳山さんは「繰り返すのは重要な言葉で、詩のリズムを良くする」と説明した。

 さらに井上の自伝的小説「しろばんば」にも、「出発」と同じくマラソン競走の場面が登場することを紹介し、「井上は多くの詩や小説を書いた。両方で同じ場面を書いていることも多い」と話した。井上に関する数字のクイズも出題した。

 出張授業は、2015年に教科書に掲載されたことを契機に始めた。16日には三島市立坂小で「井上靖と三島」をテーマに開く。

 【写説】「井上靖と天城」をテーマに出張授業を行う徳山さん(左)=伊豆市の天城小

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