韮山反射炉修理の“思い”展示 伊豆の国市郷土資料館

伊豆日日版 2019年02月28日

韮山反射炉講演会に合わせて展示されているれんがや図面=伊豆の国市郷土資料館
韮山反射炉講演会に合わせて展示されているれんがや図面=伊豆の国市郷土資料館

 ■れんが、写真、図面など

 3月9日に行われる「明治日本の産業革命遺産・韮山反射炉講演会」に合わせた韮山反射炉の修理に関する資料の展示が、伊豆の国市郷土資料館で行われている。常設の一部を替えて1909(明治42)年に完了した韮山反射炉の大規模修理の時の資料を並べたほか、反射炉を造った坦庵公に対する地元の人々の思いをテーマとした小展示を実施している。

 大修理は当時の陸軍省により行われた。耐火れんがや修理を終えた姿を収めた写真、保存修理時の図面など5点を展示した。図面では、日露戦争の戦利品であるロシアの銃剣を使用した鉄柵がしっかりと分かる。85(昭和60)年度の保存修理の時に撤去されたという。

 小展示では、明治から昭和初期にかけての反射炉の写真や絵はがき、反射炉詩碑の拓本など7点を並べた。反射炉記念碑建立を祝う詩は、明治の反射炉の大規模修理の完成を祝って行われた式典で当時の村長が詠んだ。坦庵の苦労と業績をたたえる内容となっている。

 同資料館は「反射炉保存にかけた地元の人の思いを知ってほしい」と来館を呼び掛けている。反射炉修理に関する資料展示は3月31日まで。入場無料。開館時間は午前9時~午後4時半。休館日は図書館の休館日に準ずる。

 ■9日に講演会、大砲鋳造の実情

 伊豆の国市郷土資料館のある市立中央図書館視聴覚室で3月9日午後1時半から、明治日本の産業革命遺産・韮山反射炉講演会「文献が語る反射炉」が開かれる。江川文庫が所蔵する重要文化財「韮山代官江川家関係資料」のうち反射炉関係資料の解読作業により判明した、反射炉の大砲鋳造の実情について専門家が分かりやすく解説する。入場無料で事前の申し込み不要。定員は100人(先着順)。市、市教育委員会が主催、江川文庫が共催する。

 問い合わせは市文化財課〈電055(948)1428〉へ。

 【写説】韮山反射炉講演会に合わせて展示されているれんがや図面=伊豆の国市郷土資料館

各地の最新の写真
伊東
“王道”“珍種”丹精した120点 伊豆エビネ会展―伊東
下田
野生種中心に100鉢 南伊豆でニオイエビネ展
中伊豆
深海魚、手に触れ撮影 沼津・戸田観光協がまつり
熱海
会員9人の180鉢並ぶ きょうまで春の山野草展―熱海・起雲閣

最新写真特集