「女将が語る修善寺の大患」 漱石題材 200人魅了―修禅寺

伊豆日日版 2019年02月25日

漱石の修善寺滞在を題材にした一人語りを情感たっぷりに披露する大塚さん=伊豆市修善寺の修禅寺
漱石の修善寺滞在を題材にした一人語りを情感たっぷりに披露する大塚さん=伊豆市修善寺の修禅寺

 ■女優大塚さん(伊豆の国) 自作披露

 伊豆市の伊豆文学まつりの一環として、「伊豆文学サロン」が24日、修善寺の修禅寺で開かれた。女優の大塚良重さん(伊豆の国市)が、「修善寺の大患」で同地区とゆかりが深い夏目漱石を題材にした自作の一人語り「女将(おかみ)さぁん、漱石さんに何があったの?」を情感たっぷりに披露した。

 1910(明治43)年8~10月、修善寺温泉の菊屋旅館に滞在した漱石が人事不省となった後、回復して東京に戻るまでを、旅館の女将が宿泊客に語るという物語。

 時系列は史実にのっとり、旅館お手伝い・せんや鏡子夫人と漱石のやりとりはフィクションを加え、最後は粋などんでん返しで観衆約200人を魅了した。

 大塚さんは「修善寺漱石の会から話を頂き、意見を聞きながら作った。菊屋旅館大女将の野田みど里さんの話も参考にした」と話した。野田さんは「私たちが話した内容を、素晴らしい演目にしてもらった」と感謝した。

 進行を担当した同会の原京会長は「文学の継承は、修善寺のまちづくりの大きな柱。だれもが修善寺の大患のことを普通に話せるようになることを期待する」と語った。

 【写説】漱石の修善寺滞在を題材にした一人語りを情感たっぷりに披露する大塚さん=伊豆市修善寺の修禅寺

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