「信玄、四日町攻める」 文化財シンポ韮山城の攻防―伊豆の国

伊豆日日版 2019年02月10日

韮山城をめぐる攻防について講演する竹井英文・東北学院大准教授=伊豆の国市四日町の韮山時代劇場
韮山城をめぐる攻防について講演する竹井英文・東北学院大准教授=伊豆の国市四日町の韮山時代劇場

 ■竹井さん(東北学院大准教授)、望月さん(静岡古城研)講演 時代劇場に430人が来場

 伊豆の国市教育委員会は9日、四日町の韮山時代劇場大ホールで市文化財シンポジウム「武田信玄襲来! 三国同盟崩壊と韮山城をめぐる攻防」を開いた。東北学院大の竹井英文准教授、静岡古城研究会の望月保宏副会長が講演し、来場した約430人が戦国時代の韮山城について理解と関心を深めた。

 「群雄激突! 永禄12(1569)年の世界」をテーマに講演した竹井准教授は、武田信玄が韮山を攻撃した背景に迫り「まさに時代劇場のある四日町の辺りが、集中的に攻められたと考えられる」と語り、さらに「韮山を攻める前には近隣の箱根にも侵攻した形跡がある。そこでは男や女、出家した人たちも見境なく、残虐に切り捨てた」と説明した。

 望月副会長は「当時は韮山城の最盛期と言える。敵対する武田領国との『領国境目の城』に変容した」と紹介し、16世紀中頃以降に大幅改修された点を挙げて「信玄の韮山城攻撃の影響が大きいのでは」と見解を示した。

 江戸東京博物館の斎藤慎一学芸員を司会に、城郭ライターの萩原さちこさんを交えシンポジウムも開いた。

 【写説】韮山城をめぐる攻防について講演する竹井英文・東北学院大准教授=伊豆の国市四日町の韮山時代劇場

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