棚田暁山の屏風絵公開へ 修禅寺の蔵で発見―伊豆

伊豆日日版 2018年10月06日

ふすまに表装し直し設置された棚田暁山の屏風絵=伊豆市修善寺の修禅寺
ふすまに表装し直し設置された棚田暁山の屏風絵=伊豆市修善寺の修禅寺

 ■秀吉の「醍醐の花見」題材 

 伊豆市修善寺の修禅寺で、棚田暁山(たなだ・ぎょうざん=1878~1959年)が描いた屏風(びょうぶ)絵が見つかった。豊臣秀吉の花見として歴史上にも名高い「醍醐の花見」を題材にしたとみられる。行事に合わせた一般公開を計画している。

 今年の春、石蔵を改修するため、中にあった物を全て出した時に見つかったという。学芸員の資格を持つ新井旅館の相原葉子さんに“鑑定”を依頼した。醍醐の花見は、秀吉が最晩年に京都の醍醐寺三宝院裏の山麓で開いた花見の宴。六曲一双の屏風には、秀吉や秀頼、北の政所、淀殿らが描かれていた。

 横山大観や今村紫紅、安田靫彦、川端龍子ら明治後半から昭和にかけ活躍した巨匠たちは、新進気鋭だった時代に修善寺をこよなく愛し、静養の場や制作の場として新井旅館に集まった。棚田も同旅館に宿泊して屏風絵を描き、同寺に保管されていたとみられる。

 屏風はボロボロに傷んでいたため、業者に依頼してふすまに表装し直し、本堂横に建つ制龍閣の広間に設置した。吉野真常住職は「修禅寺にまたお宝が増えた。一般公開も考えたい」と話した。11月21日~12月2日に行われる庭園の特別公開に合わせ数日間、広間も公開するという。

 【写説】ふすまに表装し直し設置された棚田暁山の屏風絵=伊豆市修善寺の修禅寺

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