狩野川台風の資料展示 伊豆の国郷土資料館 

伊豆日日版 2018年09月06日

狩野川台風の関連資料を並べた閲覧スペース=伊豆の国市の郷土資料館
狩野川台風の関連資料を並べた閲覧スペース=伊豆の国市の郷土資料館

 ■文集、殉難者名簿など20点 発生から60年

 伊豆の国市郷土資料館は、1958(昭和33)年の狩野川台風発生から60年を迎えるのを前に、関連資料をそろえた閲覧スペースを設けた。当時の写真や新聞記事のスクラップブックなど貴重な資料が並び、来館者の関心を集めている。

 閲覧できるのは、狩野川台風を特集した地元の小中学校の文集、伊豆地方殉難者名簿、狩野川台風誌など約20点で、中には寄贈を受けたものもある。「広報いずのくに9月号」の狩野川台風特集に載っている資料もある。

 狩野川放水路造成に尽力した韮山出身の久保田豊・元衆院議員(1905~65年)の著書「災害復興の手引」は、発生から間もない10月に発表した。市内の主な遺跡と狩野川台風浸水域を示したマップも展示されていて、重要な遺跡は浸水していなく、昔からここは危ない−という認識があったことが分かるという。

 設置期間は10月31日までで、写真撮影やコピーもできる。同館は「狩野川台風から60年がたち、現在いろいろな地域で水害の被害が出ている。伊豆も例外ではないことを確認、知ってもらうために資料を手に取ってほしい」と来館を呼び掛けている。

 同館は中央図書館の2階にある。開館時間は午前9時~午後4時半。太平洋戦争中の資料を並べたテーマ展示も行っている。入館無料。休館日は同図書館の休館日に準ずる。

 【写説】狩野川台風の関連資料を並べた閲覧スペース=伊豆の国市の郷土資料館

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