「文学の郷」を模索 住民ら観テーマに勉強会―天城湯ケ島地区

伊豆日日版 2018年09月05日

景観について意見交換する参加者=伊豆市の天城湯ケ島コミュニティセンター
景観について意見交換する参加者=伊豆市の天城湯ケ島コミュニティセンター

 ■「里山、渓谷との調和を」「空き家や廃屋対策必要」

 伊豆市は、多くの文豪に愛され、渓谷の風景と調和した特徴的な温泉地である天城湯ケ島地区の景観に関する取り組みを始めた。地区の魅力を次世代に継承し「文学の郷(さと)」としてまとまりのある地域づくりを模索する。住民参加の勉強会を重ね、最終的には市内2カ所目の重点地区指定も検討する。

 第1回勉強会をこのほど、天城湯ケ島コミュニティセンターで開き、住民や地元事業者ら約30人が参加した。市職員が景観や市の取り組みについて説明した後、グループワーク形式で、意見を交換した。

 3グループに分かれ、子どもたちに残したい景観、残念な景観、変えたい景観などをテーマに話し合った。参加者からは「小説『しろばんば』の舞台となった街並みの雰囲気が良い」「里山、渓谷と調和した温泉地の風景が良い」「歴史と趣がある神社仏閣の雰囲気が良い」「景観を良くするためには、空き家や廃屋対策、竹木の伐採が必要」などの意見が出た。

 勉強会は本年度、4回開く予定。次回は10月28日、しろばんばの舞台となった「上の家」周辺や温泉場などを歩き、街並みの特徴を確認する。

 同市は2017年3月、景観法に基づく市景観まちづくり計画と条例を策定・制定し、大規模な建築物の新増築や外観の変更などに一定のルールを設けた。今年4月には、より厳しい規定を設けた重点地区として、修善寺温泉・桂谷地区を指定した。

 【写説】景観について意見交換する参加者=伊豆市の天城湯ケ島コミュニティセンター

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