伊豆、伊豆の国で総合防災訓練 2市で1万8500人参加  

伊豆日日版 2018年09月03日

警察署員と共にマネキンを使った被災遺体の収容訓練に取り組む参加者たち=伊豆総合高土肥分校
警察署員と共にマネキンを使った被災遺体の収容訓練に取り組む参加者たち=伊豆総合高土肥分校
避難所運営訓練に取り組む参加者=伊豆の国市の大仁中
避難所運営訓練に取り組む参加者=伊豆の国市の大仁中

、 「防災の日」(1日)の一環で伊豆の国市と伊豆市は2日、大規模災害や巨大地震の発生を想定した2018年度の総合防災訓練を両市内で実施した。伊豆の国市は長岡中と大仁中など、伊豆市は修善寺小をメイン会場に行い、住民らが避難や救助の実践を通じて万一に備えた。2市で計約1万8500人が参加した。

 ■「遺体収容所」を運営 土肥分校で初、検視や安置、引き渡しなど―伊豆

 伊豆市は大規模災害の発生時に、自治体や警察が連携して対応するため、大仁署と合同で「遺体収容所」運営訓練を県立伊豆総合高土肥分校で初めて実施した。田方医師会、田方歯科医師会、地元葬祭業者などから約60人が参加。巨大地震で1400人が犠牲になったという想定シナリオに基づき、身元不明を含む遺体の搬送受け入れを訓練した。

 参加者は運び込まれた遺体の検視と検案・歯牙鑑定、遺体修復から安置、遺族引き渡しまでを一連の流れで確認。地元医師(59)は「立場上、いざというときは生存者のケアも必要になってくる。どこまで対応できるかを見極めたい」と語った。

 修善寺小では消火やペットの同行避難、罹災(りさい)証明の交付説明などを行った。

 ■段ボールベッドに寝る 避難所運営 割り当てスペース確認―伊豆の国

 伊豆の国市立大仁中では、三福区民をはじめ、市消防団員、陸上自衛隊、駿東伊豆消防本部、学校、市職員300人以上が参加した。広域避難所開設のほか、避難所運営や応急手当て、搬送などの訓練に取り組んだ。

 避難所運営訓練では、段ボールで作られたベッドに寝転んだり、避難所で1人に割り当てられるスペース(1・5メートル×2メートル)を確認したりした。市職員が「避難者個別情報報告書」の記入が「簡単ではあるが一番重要な作業になる」ことなども説明した。

 土屋龍太郎・同区自主防災会長は「区民の1割以上という大勢の人が参加し、非常時の備えができて良かった」と語った。

 同市は、全体で約9500人が参加した。

 【写説】警察署員と共にマネキンを使った被災遺体の収容訓練に取り組む参加者たち=伊豆総合高土肥分校

 【写説】避難所運営訓練に取り組む参加者=伊豆の国市の大仁中

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