運転ボランティアを養成 国交省認定カリキュラム、函南町が講座

伊豆日日版 2018年07月06日

福祉車両の扱い方についてカリキュラム実習で学ぶ参加者たち=函南町保健福祉センター
福祉車両の扱い方についてカリキュラム実習で学ぶ参加者たち=函南町保健福祉センター

 ■高齢者の送迎支援充実へ 住民15人が研修、実習

 お年寄りの送迎支援に着目した地域の支え合いを目的に、函南町は7月から、国土交通省の認定カリキュラムに基づいた「運転ボランティア」養成講座の取り組みをスタートした。高齢化に伴い、年々ニーズが高まる安心・安全な「送迎支援サービス」の充実と移動手段の確保を目指し、特に関心の高い住民ら15人が熱心に研修や実習に取り組んでいる。

     ◇

 運転ボランティアサービスは、町が社会福祉法人の補助事業として9月から展開を予定。その第1弾として町社会福祉協議会が役割を担い、講座を修了した運転ボランティアがお年寄りの「居場所」を結ぶ送迎支援をはじめ、ゆくゆくは買い物や病院の送り迎えといったサービス支援につなげる考えだ。

 養成講座は5、6日の2日間、町保健福祉センターで開催。認定NPO法人かながわ福祉移動サービスネットワークの清水弘子さんが講師を務める。国の認定講習に基づくテキストを使い、内容は外出支援に必要な知識と心構え、福祉車両の運転や介護実習など。車椅子の扱い方や、セダン車の移乗介助なども盛り込み、全てのカリキュラムを受講すると修了証が発行される。

 2016年から地域の助け合いに関する勉強会を開き、17年には町の地区単位で公民館といった居場所送迎の必要性や困りごとの実態調査を行った町は「“あきらめていた外出”を楽しみにできるような人が増え、ボランティアの生きがいと、社会参加にもつながれば」と期待を込める。

 【写説】福祉車両の扱い方についてカリキュラム実習で学ぶ参加者たち=函南町保健福祉センター

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