「高島流砲術史料韮山塾日記」「伊豆半島」を復刻刊行、販売 

伊豆日日版 2018年06月14日

復刻刊行した「高島流砲術史料韮山塾日記」と「伊豆半島」を手に持つ橋本理事長
復刻刊行した「高島流砲術史料韮山塾日記」と「伊豆半島」を手に持つ橋本理事長

 ■反射炉やジオとも関連 伊豆学研―貴重な資料、全国へ

 伊豆の国市のNPO法人伊豆学研究会(橋本敬之理事長)は、「高島流砲術史料韮山塾日記」と「伊豆半島」の2冊を復刻刊行した。同NPOは「どちらも貴重な資料の復刻で、日販を通して全国流通する。目を通してもらえるとうれしい」と話す。

 「高島流砲術史料韮山塾日記」は、1969(昭和44)年に旧韮山町が出版した。江川英龍が高島流砲術を広めようとした私塾の運営日記で、同市の元高校教員石井岩夫さん(故人)が江川文庫の外にあった資料を研究してまとめた。

 長い間絶版状態で「欲しい」という声や、来年亡くなって50年になる石井さんの遺族から「復刻できないか」との相談もあり、版権を譲ってもらい出版した。韮山塾のことは詳しく分かっていないため、貴重なものという。

 「伊豆半島」は13(大正2)年に、日本歴史地理学会、田方郡教育会が発刊した講演録。「伊豆の地形と地質」「源頼朝の勃興」「北条早雲と韮山城」「江川坦庵」「下田と吉田松陰」など、伊豆の地形や歴史の論考を載せている。

 当時の地形図も挿入されていて、地名の読み方が右からだったり、駿豆線の終点が修善寺駅ではなく大仁駅だったりと、地図だけでも楽しめるという。

 2冊ともA5サイズで、「韮山塾日記」は144ページ、2500円(税別)、「伊豆半島」は360ページ、2800円(同)。いちごすてーしょん、まちすけ、長倉書店などで扱い、韮山塾日記は江川邸でも販売している。

 橋本理事長は「韮山塾は反射炉の母体となる塾なので知ってもらいたい。『伊豆半島』は早雲が亡くなって来年500年となり、ジオとも関連する。ぜひ読んでほしい」と呼び掛けている。問い合わせはいちごすてーしょん〈電0558(76)5088〉へ。

 【写説】復刻刊行した「高島流砲術史料韮山塾日記」と「伊豆半島」を手に持つ橋本理事長

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