初の景観重点地区に修善寺温泉・桂谷指定 伊豆市

伊豆日日版 2018年04月16日

指定エリア内にある独鈷の湯と周辺の街並み=伊豆市修善寺
指定エリア内にある独鈷の湯と周辺の街並み=伊豆市修善寺

 ■IC~修禅寺奥の院で町づくり

 伊豆市は、修善寺温泉・桂谷地区を市内初の「景観まちづくり重点地区」に指定した。範囲は修善寺インターから修禅寺奥の院まで。住民とのワークショップを重ね、地元の意見を取り入れて指定に至った。建築物の新築・増築・改築などの届け出対象行為や景観形成基準のルールを定め、積極的に景観づくり活動を進める。

 同市は2017年3月、景観法に基づく市景観まちづくり計画と条例を策定・制定した。その中で同地区を含む7地区を「拠点の景観」に盛り込んだ。修善寺小校区では04年度に修善寺温泉場地域まちづくり会議を設置し、10年度には独自の景観まちづくり計画を作成。桂谷地区も15年度に「ふじのくに美しく品格のある邑(むら)」に登録され、住民の意識が高かったため、先行してワークショップを始めた。

 ワークショップは16年9月に始め、17年12月までに5回開催。方針やルール、活動案などを話し合った。景観まちづくりの方針は「田園、里山、歴史ある資源を大切にする」「歴史ある温泉場の街並みを守り育てる」「軸となる河川や道路の魅力を高める」「地域資源を活用してにぎわいを創出する」に決めた。

 重点地区内は(1)シンボルゾーン(2)門前アクセスゾーン(3)住宅地ゾーン(4)温泉場周辺ゾーン―の4区域に分けた。市の計画では建築物の新築・増設などの際、高さ10メートル以上・延べ床面積千平方メートル以上などが届け出対象行為になるが、(1)~(3)は全て、(4)は延べ床面積300平方メートル以上などルールを厳しくした。建築物の形態や材料、色彩、地上に設置する太陽光発電施設などにも基準を設けた。

 同市は初指定に当たり「景観のトップランナーとして、規制やルールだけではなく、住民の活動も支援したい」と語った。他地区についても、ワークショップを開きながら指定を検討する。

 【写説】指定エリア内にある独鈷の湯と周辺の街並み=伊豆市修善寺

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