井上靖の“母校”天城小で授業 詩「出発」理解して―伊豆

伊豆日日版 2018年04月11日

井上靖の詩「出発」を朗読する6年生=伊豆市の天城小(画像の一部を加工しています)
井上靖の詩「出発」を朗読する6年生=伊豆市の天城小(画像の一部を加工しています)

 ■文学館小沢さん「最上級生のスタート」

 伊豆市立天城小(植松研吾校長)で10日、井上靖文学館(長泉町)による出張授業が行われた。田方地区や三島市を含む県東部の多くの小学校で使用されている6年生の教科書に、井上の「出発」が巻頭詩として掲載されていることから、井上の“母校”の児童たちに理解を深めてもらおうと企画した。

 学芸員の小沢高好さんが訪問し、6年1組、2組に1時限ずつ指導した。小沢さんは学校に来た理由を「井上靖が育ったまちだから」と説明。井上が通った湯ケ島小と同校が合併したことにも触れ「井上靖はみんなの大先輩」と語った。

 最初に代表児童、続いて全員で「出発」を朗読した後は、小沢さんが児童たちに「この詩の中で好きな部分は」と質問した。児童たちは「主人公の『ぼく』がマラソン大会を好きだと分かる」「みんなが頑張っていることが伝わる」などと理由を説明しながら、好きな一節を発表した。

 さらに小沢さんが「なぜ、この詩が教科書の巻頭に載っていると思うか」と質問すると、児童たちは「一番知ってほしいから」「みんなに覚えてほしいから」などと答えた。小沢さんは「それに加え、4月は出発の時。みなさんは最上級生としてスタートラインに立った」と説明した。

 【写説】井上靖の詩「出発」を朗読する6年生=伊豆市の天城小(画像の一部を加工しています)

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