小説最優秀に松本さん(浜松) 伊豆文学賞

伊豆日日版 2018年01月12日

 ■メッセージ部門 江川さん(伊豆の国)優秀賞

 伊豆文学フェスティバル実行委員会は11日、第21回伊豆文学賞の入賞作品を発表した。小説・随筆・紀行文部門の最優秀賞は浜松市の松本茂さん(66)の小説「鋳物師(いもじ)七郎左衛門」、メッセージ部門は同市の高校生、三浦萌愛さん(16)の「私たちの忘れもの」だった。伊豆地区からは同部門で伊豆の国市の江川洋さん(67)の「田宮虎彦の富士」が優秀賞に入った。

 松本さんの作品は近世を通じ遠江、駿河の鋳物師を支配した森町の山田七郎左衛門家を題材にした。日本銀行本店などの屋根を手掛けた人物が主人公で、初めて小説を書いたという松本さんは「無名だが、明治、大正の日本を支えた一人に光を当てたいと思った。最優秀賞とは驚いた」とコメントした。

 伊豆をはじめ静岡県を題材とした作品を公募し、今回は小説・随筆・紀行文部門に203点、メッセージ部門に271点が寄せられた。表彰式は3月4日、三島市民文化会館で開催される。

 最優秀賞と伊豆地区関係者以外の入賞者は次の通り。

 【小説・随筆・紀行文部門】優秀賞 小説「都田川堤」吉川道広(浜松市)▽佳作 小説「海風」斉藤勝(愛知県春日井市)、小説「志戸呂からの囁(ささや)き」星野有加里(島田市)

 【メッセージ部門】優秀賞 「沼津の伯母さん」渡会克男(筆名・渡会三郎、千葉県柏市)、「駿河湾からの激励」高山百香(清水町・高校生)、「志戸呂の声―綺麗寂(きれいさ)び」星野有加里(島田市)、「佐鳴湖の思い出」鈴木孝之(浜松市)

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