細胞内にDNAの塊 国立遺伝研 収納の観察、世界初成功―三島

伊豆日日版 2017年07月15日

 三島市谷田の国立遺伝学研究所の前島一博教授、野崎慎研究員らの共同グループは14日までに、生きた細胞内におけるDNAの収納の様子を観察することに世界で初めて成功し、米科学誌に発表した。DNAは不規則に折りたたまれ「クロマチンドメイン」と呼ばれる小さな塊を形作っていることが判明した。

 この結果、遺伝情報がどのように検索され、読み出されるかの理解がさらに進む。一方、DNAの折りたたみ異常により、がん化などをもたらすことが近年分かってきたことから、細胞異常や関連疾患への理解につながることが期待される。

 クロマチンドメインは細胞増殖、細胞分裂を通じて維持されることから遺伝情報の検索、読み出し、維持に重要な染色体ブロック(機能単位)として働くことが示唆されている。

 DNAは近年、不規則に核の中に収納されていることは分かってきたが「生きた細胞」でとらえた決定的な証拠はなかった。

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