文教ガーデン、委員会は賛否拮抗 伊豆市議会臨時会  

伊豆日日版 2017年05月16日

文教ガーデンシティ事業について委員会で話し合う議員=伊豆市役所
文教ガーデンシティ事業について委員会で話し合う議員=伊豆市役所

 ■“最後の質疑”始まる きょう本会議採決、行方注目

 伊豆市の新都市開発計画「文教ガーデンシティ」事業を巡り行政と市議会が対立している状況を受け、菊地豊市長が「ラストチャンス」と位置付けた市議会臨時会が、15日に始まった。委員会採決では、委員長2人を除き賛成7人、反対7人と拮抗(きっこう)。これまで反対していた議員が賛成に回ったり、「本日の時点では反対」と翻意の可能性があることを示したりした議員もおり、午後8時半ごろまで続いた。16日の本会議採決の行方が注目される。

 委員会採決では、第1委員会が賛成3人、反対4人で否決、第2委員会は賛成4人、反対3人で可決した。これまで反対をしていた議員からは、条件付きで事業に賛成する発言もあった。

 3月議会で一度廃案になったことを受け、一般会計予算から削除した約8億1800万円を補正予算として上程した。内訳は新中学校や住宅代替用地の取得費、こども園と公園などの設計業務委託料、関連する道路新設工事費など。しかし、文教ガーデン事業のあり方が問われていることから、同事業全体について本会議、委員会で審議した。

 議員から反対意見が多い新中学校で採用予定の「教科教室型」について、菊地市長や西井伸美教育長は一部計画の見直しなど、柔軟に対応する姿勢を示した。菊地市長は提案理由で、合併特例債の重要性も示しながら「最も重要な将来施策は教育。保護者に対するアンケート調査で約6割が賛成した。事業が頓挫した場合、落胆した若い保護者が市外に流出することが心配」などと説明。さらに「市民や議員から意見が多い新中学校の教室のあり方、生徒指導の態勢、通学手段など今後具体化するものについては、柔軟に対応したい」と述べた。

 さらに本会議、委員会の質疑で西井教育長、菊地市長は「開校時の新3年生(現小学6年生)については、受験などを考慮し、国語と数学を教科教室型にしないことも検討する」「校舎の形、大きさは変えられないが、教室運用については今後の教育総合会議で検討する」「心配されている生徒指導については、生徒指導補助員を採用し、ソフト面で充実させる」などと答えた。

 3月議会で文教ガーデンに反対した議員の中からは「新中学校建設には賛成だったが、教科教室型を不安に思っていた。新3年生への対策、生徒指導について考慮すると聞き安心した」「これまで小中一貫教育を提案していたが、新中学校の運営方法に変更の余地があるなら考え直す」などの意見があった。

 16日の臨時会は午前9時半から開かれる。

 【写説】文教ガーデンシティ事業について委員会で話し合う議員=伊豆市役所

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