議員過半数が否定的 伊豆市議会初の政策討論会―文教ガーデン

伊豆日日版 2017年05月13日

文教ガーデンについて意見を述べ合う議員たち=伊豆市役所
文教ガーデンについて意見を述べ合う議員たち=伊豆市役所

 伊豆市議会は11日夜、初の政策討論会を市役所議場で開いた。文教ガーデンシティ事業をテーマに意見を述べ合った後、議員間で質疑応答した。全16議員のうち、3月議会で同事業の予算計上に反対した9議員は、引き続き否定的な意見を述べたことから、同事業の関連予算を審議する15、16日の臨時会の行方が注目される。

 一人2分間の制限時間を設けて意見を述べた。肯定的な意見は「新中学校、こども園、病院、公園を合併特例債を使って整備することが最も重要」「中学校を個々に建設しても、近い将来の合併は免れない」「今の修善寺東こども園を新しくしたい。児童発達支援事業にも期待する」「市民の実質負担が一番少ない」「中止すると国や県、地権者、市民との信頼関係がなくなる」などが挙がった。

 否定的な議員は「計画が変更して迷走している。人口減少対策への効果も見えない」「この案がベストと言われることが理解できない」「この町の特性にそぐわない」「教科教室型は熟成されていない」「小中一貫校の方が将来につながる」「否決すると県との信頼関係がなくなると言われるが、市は県の下部組織ではない」「市民との合意形成ができていない」「合併特例債ありきの事業」などと述べた。

 議員間の質疑は、教科教室や中伊豆温泉病院の移転、建設地の強風対策、保護者を対象に実施したアンケート調査などについて、回答者を指名して質疑応答した。事前に「賛成、反対を繰り返す場ではない」ことを確認し合っていたため、それぞれの考えの根拠などをただした。

 市民65人が訪れ、傍聴席や別室のモニターで議論を見守った。

 ■「否決なら撤退」 定例会見で菊地市長

 伊豆市の菊地豊市長は12日の定例会見で、文教ガーデンシティ事業について「否決された場合は撤退する」と述べた。用地買収交渉や合併特例債期限などの関係から15、16日の市議会臨時会を「ラストチャンス」と述べ、可決に向けて全力で取り組む姿勢を示した。

 前日の政策討論会はネット中継ですべて見ていたといい、「教科教室型が採否に関わるような本質的な問題になるとは思っていなかった」と述べた。

 【写説】文教ガーデンについて意見を述べ合う議員たち=伊豆市役所

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