86年ぶり「伊豆伝説集」 伊豆の国の鈴木さんが現代語表記で自費出版

伊豆日日版 2017年02月07日

現代仮名遣いに直した「伊豆伝説集」を自費出版した鈴木さん
現代仮名遣いに直した「伊豆伝説集」を自費出版した鈴木さん

 伊豆の国市三福の鈴木暹(のぼる)さん(73)がこのほど、1931年に出版された「伊豆伝説集」(後藤江村=本名・健次=編著)を現代語表記にし、自費出版した。沼津市を含む13市町の伝説160編余りがまとめられている。

 原本編著者の後藤さんは旧上狩野村吉奈(現・伊豆市吉奈)の出身。教員生活を送る傍ら、同書を執筆した。78年12月に他界。鈴木さんは「伊豆昔話集」(岩崎美術社、1979年)の出版に当たり、現地調査の際に後藤さんと知り合った。自宅には伝説集のコピーが残っているが、「いつ手に入れたか覚えていない」という。

 県内に蔵書していない図書館も多いことから、校訂出版を決めた。現代仮名遣いにしたほか、現市町村名や西暦を付記。当用漢字を使用しているが、やむを得ず当用漢字以外を使った場合にはふりがなを振った。旧尺貫法は原文のまま残し、メートル法換算を括弧内に記した。A5判324ページ。

 各話は数行から数ページで、気になる話を気軽に読むことができる。鈴木さんは「今に伝えられる話の下敷きになっている伝説もある。郷土の人が書いた本を伝えたいと思った。出せて良かった」と語った。

 連絡を受けて発送する。定価2千円で、別途送料がいる。問い合わせは鈴木さん〈電0558(76)3738〉へ。

 【写説】現代仮名遣いに直した「伊豆伝説集」を自費出版した鈴木さん

各地の最新の写真
伊東
次世代に「芸妓」継承 伊東市文化振興会議、基本構想を報告
下田
花菖蒲園、開花遅れ 1日開園も12日までは無料―河津観光協
中伊豆
発達支援事業所設置を 親の自主グループ、市長らに陳情書―伊豆
熱海
児童支援と見守りを 街頭でキャンペーン―熱海健福センターなど

最新写真特集

伊豆のひろば投稿
伊豆パワースポットめぐり
伊豆新聞とイズハピが贈る伊豆の観光情報紙 伊豆のとっておきの春時間を満載(PDF)