紅葉の季節に訪れたい!秋の特別公開<修禅寺庭園・東海第一園>11月18~30日【伊豆市】

2017年11月05日

紅葉した東海第一園
紅葉した東海第一園

 修禅寺は、通常非公開の方丈庭園を11月18~30日までの期間限定で公開します。伊豆の名刹「修禅寺」が代々守り続けてきた名園の見どころや、「東海第一園」と呼ばれるゆえんなどを紹介します。

●福地山修禅寺について・・・
 今から約1200年前の平安時代に弘法大師空海が開基となり、真言宗の寺として創建されました。「伊豆国の寺院一千を束ねる」といわれるほどの格式と隆盛を誇った修禅寺ですが、鎌倉時代の1275年には建長寺の開山、宋国の高僧蘭渓道隆禅師により、臨済宗に改宗。その後、室町時代の1489年に伊豆韮山城主である北条早雲の命により、曹洞宗に改宗されました。

 江戸時代末期、1863年の大火災では山門から本堂まで寺のほとんどを消失。国宝級の寺宝も歴史的記録もすべて灰になってしまいました。74(明治7)年には、とうとうつり鐘を85円で売り、朝、昼、夕方、夜の1日4回は鐘の代わりに太鼓を打ち鳴らしたとか。

 現在の本堂は、87(明治20)年に再建されたもので、2007(平成19)年には修禅寺開創1200年記念事業として「平成の大修復」を行いました。

●お弘法さん・・・
 修善寺地区の住民は昔から修禅寺を「お弘法さん」と呼び、親しんできました。現在は曹洞宗の禅寺ですが、本尊は真言宗の本尊「大日如来坐像」(重要文化財)です。この像は1984(昭和59)年~1985(昭和60)年にかけて解体修理され、運慶一派の実慶の作であることが判明しました。

 須弥壇の左奥には、開基の弘法大師が祭られており、毎年4月には「春季弘法忌」として、大師像が納められている御輿(みこし)が奥の院まで“おのぼり”し、一泊後、“おくだり”で戻るという行事を行っています。8月の「秋季弘法忌」、冬至に行われる密教行事である星祭など、弘法大師にまつわる行事を今も続けています。

●東海第一園・・・
 皇族小松宮彰仁親王の別邸(現在の三島楽寿園)を05(明治38)年に拝領、移築し、修禅寺方丈、書院としたのを機に、庭園を造り始めました。遥か、達磨山山麓から水路を引き、大小の岩を積み、滝、池を配し、裏山を生かした造りは、小さいながらも奥行きがあり、高低の変化に富んだ庭園になっています。

 07(明治40)年には皇太子時代の大正天皇がこの庭園を見て、「東海第一の庭園である」と言ったことから、以来「東海第一園」といわれるようになりました。

●四季を通じて美しい庭園・・・
 一般に禅寺の庭園には、禅の教理があり、石や木々、水の流れなど、すべてのものに意味があるとされています。しかし、残念なことに修禅寺庭園では、作庭師の名前はおろか、庭園に関することなど一切不明です。

 庭園は、裏山がすぐそこに迫っているため、高低の変化に富み、達磨山から引いた清水が勇壮な滝を造り、周りには松、さつきなどの低木が植えられています。池には、左側に亀石、右側に鶴石があり、流れを渡る石橋の奥には“富士山”が浮き出た鏡岩など、縁起のいい長寿の象徴となっています。

●住職と特別な客だけが見られる庭・・・
 庭園の正面に位置するところが書院の奥の間です。奥の間とは特別な来訪者が住職に対面するところ。この部屋に座った来訪者の目線からが、この庭園をどこよりも奥深く見渡すことができるようになっているそうです。

 庭園は奥の間から見る造りになっているため、入り口がなく、小さなくぐり戸を腰をかがめて入ります。護持会のみなさんが整備しているので、安心して一周ぐるりと周ることができます。

 正面から、右から、上から、左から・・・と、どこに立ち止まっても、違った眺めを楽しむことができ、小さいながらもとても趣のある庭園です。みなさんも、この機会に訪れてみてはいかがでしょう。

◆期間 2017年11月18日(土)~30日(木) ※小雨決行
◆時間 午前9時~午後4時(最終受け付けは午後3時45分)
◆料金 200円(中学生以下無料) ※庭園保存協賛金
◆主催 修禅寺護持会
◆問い合わせ 伊豆市観光協会修善寺支部 0558-72-2501
◆庭園のみの拝観となります

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