“往復10分のハイキング”汐吹公園の展望台に登ってみた <扇山展望台>【伊東市】

2017年10月26日

 晴れ女っぷりを発揮しすぎるのがたまにキズで、その上、汗っかきだからやっかいだ。寒暖差の激しい10月で、とびっきり快晴の日。
 美しい秋空を見上げながら、伊東市「伊東八景」の一つ、汐吹海岸へ向かいました。地元で育った人であれば、一度はここの海でバーベキューや磯遊びを楽しんだことのある、伊東市民憩いの場所。

 駐車場を降りると“ゴォー”という地鳴りが聞こえる。よかった。汐吹きが見られる。潮の干満によって洞穴から「汐」が吹き上がる自然現象なので、タイミングが大事。
 海へ向かって坂道を降りていくと、岸辺に波が打ち寄せている。遊歩道の先に汐吹岩。

 大きく穴の開いた岩礁に波が吸い込まれ、ごう音と共にすさまじい勢いで白く噴き上がった。まるで、自然の神様がうなりを上げているよう。小さい頃から見慣れた景色なのに、圧倒的な迫力だ。見とれていると波をかぶる時もあるので、早めに来た道を戻る。

 さて、いよいよ展望台へ行ってみよう。30メートルほどの坂道を戻り、参道入り口には「扇山山頂展望台まで徒歩5分」とある。

 数年前に登ったとき、翌日の筋肉痛に泣いた記憶があり、今回は歩きやすい靴を履き、ちょっと足首なんかも回し、アキレス腱も伸ばしてみた。
 時計でスタート時間も確認。上がりやすい高さの階段を一歩一歩踏みしめていく。
 途中、足元から汐吹きの地鳴りが聞こえ、なんとも言えない感覚。

 かなり足が張ってきたけど、まだ着かない。時計を見れば3分を経過したところ。木々の隙間から見える美しい海でまぎらわし、あと一息。5分と言っても長いもの。いい運動だ。

 やぐらのような展望台が見えた。「着いた!」。
 大げさだけれど達成感を味わい、額から流れる汗を拭きながら、最後の3段を登った。

 小さな祠(ほこら)がある。取材先にあればいつもそうしているように、まずはおさい銭をいれて、手を合わせ「お邪魔します」のごあいさつ。さぁ展望台の上に行ってみよう。

 「おぉー!すごぉーい!」人がいなのをいいことに、声を大にして、ぐるっと見渡す。
 2度目だけれど、風も空の青さも同じ日なんてない。気持ちがいい。

 これぞ大海原。右手前に手石島、奥には初島、左手には雲の傘をかぶった名峰・富士山。相模湾越しに湘南方面も見える。
 この景色をうちの若手ドローン隊員に撮影してほしい!この絶景を違う角度から見てみたいと思った。

 南側は、夏には多くの海水浴客でにぎわう川奈いるか浜方面が見える。

 帰り道は、なんとも楽々。余裕も出て、名も知らぬ葉を写真に収めてみたり、見上げれば色づき始めた木々もあった。

 伊東に暮らしていると、灯台下暗しな場所がたくさんある。往復10分でこの絶景。石のテーブルもあるので、プチハイキングも楽しんでみてはいかがですか?
 ちなみに筋肉痛にはならなかった。登りやすく整備されたおかげか、準備体操のおかげか。(野)

◆静岡県伊東市汐吹海岸
◆問い合わせ/0557-37-6105<伊東市観光協会・伊東駅前案内所>

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