心地良さに時を忘れる...海辺のカフェ <Coffee Shop Sunny Side>【下田市】

2017年06月22日

 波乗りのメッカ、下田吉佐美・大浜ビーチ前にある海辺のカフェ「Sunny Side(サニーサイド)」。
 サーファーはもとより、近くの別荘地を利用する東京のビジネスマンや外国人が多く訪れ、国際色豊かな客層なのも特徴だ。最近は浜松、静岡方面などから、リピーターも多く訪れる。

 手作りにこだわったオリジナルメニューの数々。中でも人気のランチメニューはB.L.Tサンド(アメリカンクラブハウスサンドイッチ)、ピッツァ、ビーフカレーまたはハヤシライスの3種類、サラダやドリンクが付いて1050円~。

 下田産を中心とした旬の食材を使用し、B.L.Tサンドは、ベーコン、トマト、レタス、玉子、こだわりのホワイトアスパラガス、添えものにピクルス、ポテトフライ。
 ピッツァは麺棒を使わず、手で丁寧に伸ばし、おいしさを引き立たせるサクサクの食感が人気だ。トマトソース、ビーフカレー、ドミグラスソースなどはじっくり時間をかけ、手間を惜しまない。

 潮騒を聴きながら、グラスを傾けるディナータイムに味わいたいワインやスパークリングワインは、フランス、イタリア、オーストラリア、スペイン、チリ、アメリカなど、赤白のフルボトルがそろう。

 店主の斉藤光昭さん(69)は、下田市出身。県立下田北高(現・下田高)を卒業し、大阪毎日放送(MBS)に入社。1969(昭和44)年、大阪万博の前年、伯父がレストランを始めるのをきっかけにバーテンダースクール、喫茶学校に通い、そのレストランのカウンターを任された。
 その後、東京や湘南エリアで腕をふるい、40年前の77(昭和52)年7月7日、下田市吉佐美の大浜海岸に「Coffee Shop Sunny Side」をオープンした。はじめはA4用紙1枚に収まるほどのメニューが、今では7ページの豊富なメニューがそろう。
 はじめた当時、海辺の店は“海の家”にみられた時代だった。けれど5、6年すると、口コミが広がり日増しに客も増えたという。

 生まれ育った下田の風、空と海の青さ、白い砂浜に、いろいろな国や、県外の人が来て感動したとほめてくれる。当たり前に思っていた景観の素晴らしさを客から教えてもらった感覚だった。「うれしいですね。今では自慢の場所です」と笑顔を見せる。

 40周年を直前に控え、「この場所を薦(すす)めてくれた友人をはじめ、たくさんの人たちの思いに助けられてきました。30周年のときは盛大にパーティーをしたけれど、今回はゆっくりとかみしめたい」。50周年は「体の続く限り」と謙虚に話す。

 地元では観光客が頼りにする店としても知られ、パンフレットなどがテーブルに並ぶ。おすすめの和食店や温泉施設を紹介するなど“下田愛”にあふれ、かつて常連だった外国人が、帰国先からたびたび絵はがきを送ってくれるという。

 ゆっくりと時が流れる居心地と、程良い距離感。おいしい食事だけじゃない、また訪れたくなる店主の人柄に、リピーターが多いのもうなずける。

 「おいしかった。の一言がただただうれしい。それがあるから続けてこられた」満足そうに帰っていく客を見送る、優しい笑顔が印象的だった。(T)

◆OPEN時間/午前11時~午後9時(L.O午後8時)
◆ランチセット提供時間/午前11時~午後2時
◆定休日/毎週水曜日と第4火曜日(8月は原則無休)
◆静岡県下田市吉佐美1901
◆電話番号/0558-23-0192

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